色んな生命と

marktheshadow2008-10-21

私たちは色んな生命と暮らしています。

「そんなこと言われなくてもガキの頃から知っている!!」って?
そうですよね。子供の頃ってなんであんなに虫とか植物、動物を見たり触っただけでうれしかったんでしょう。
そういう身の回りの自然と話も出来ていた気もするぐらい、溶け込んだ思い出ってありますよね。



でも、大人になるとそんなこと忘れてしまう。
家の中に飛び込んできた昆虫や虫に大騒ぎしたり、庭で枯れた花や植物を見ると「邪魔者」を処分するような気持ちになったり。



大人って殺伐とした生き物・子供って偉大な生き物だなぁ、と思う瞬間ってよくありません?



今日の写真はそれを痛烈に思い出させてくれる一瞬。




この写真の数日前、ちょっと問題のあるトマトがあり、苦しそうにしている様に見えました。
私は植物を勉強してきた訳ではないけれど、なぜかそう思ったのです。
すぐに他の作業をしていた者の手を止めて、「救助作業」を行いました。
内容としては、3つのプラントをイス取りゲームよろしく、入れ替え移動させること。
実は移動するにはトマトが大きくなりすぎていて、危険を伴なう作業だったのですが。


まずは水を抜き、プラントのベッド(水を入れる3m×1m×10cmぐらいの容器)ごと4人がかりで移動。移動先の栽培棚にウンコラショと持ち上げ、水の通路を接続して、枝を棚に伸ばしてやって...と言葉に書くと簡単ですが、ひとつの植物を移動して養生してやるだけで軽く1時間以上かかる仕事です。


これって植物にとっては、すごいストレスになるんですよね。



で、気になって次の日の朝早く農場を覗いてみると、写真の様に1個だけ「トマト」がベッドの上に落ちている。



まるで「アリガトウ」と言っているかの様に。



私も「ありがとう」と、いただきました。
まだ若く緑の香りのするトマトでしたが、新鮮な果汁に「生命の素晴らしさ」を感じた朝のひと時でした。