価値観
世の中に流通している商品は必ず、機能やデザイン等の対価として価格が設定されていますよね。
新しいヘルメットを入手した際に当たり前のことながらその価格・機能がものすごく広範囲になっていることに気づきます。
一番安い製品で2・3千円から。高いものになると10万円近いものもあるわけです。
趣味の品に近い商品だけに、ちょっとした機能付加やデザイン(形状・塗装など)でこれだけの開きになるのです。
で、私が買ったのは価格面は中の下(?)、メーカーとしては中、機能も中、デザインのみ上(これは個人の好みですから難しいところですが)というもの。
もちろんお安い目のヘルメットですから、ほしい機能がない。
たとえば、冬場に息やくしゃみで風防が曇らないようにするための、鼻・口部分と目の周りとをさえぎるゴム製の仕切りや、アゴの下から冷気が入ってこないようにするための仕切りなど。
で、またバイク関連のショップに行ってオプション品で流用できるものないかと探したのですが。鼻・口と目の周りの仕切りだけで3000円もする!!
せっかく中の下の価格のものをネットで下の上ぐらいで買ったのに、オプション品で改良していたらそこそこの金額になっちゃう。
ムラムラと闘志が沸き、すぐにホームセンターへ。
2mm厚のゴムとウレタンを300円で購入、適当な形に切り取り、前日ツマミに食べた缶詰も切り取り、両面テープではさみ合わせて、ヘルメットに貼り付ければ....あっという間に1クラス上の機能を持ったヘルメットの出来上がり!!
素人細工ながら見える部分はメーカー品と見まごうばかり。
前月はナビやETCをつけるための電源として車用のシガーソケットも取り付けたし。これもバイク用の半分以下の値段で取り付けましたよ。
結構休みの日はこういう工作でバイクをいじってます。
趣味用の商品って本当に高い。しかし、こうした改良・改造をさせたくなるっていうのもバイク乗りには重要なバイクという価値観なんですよね。
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便利になること
数ヶ月バイク用のヘルメットを新調しようと、ショップ回りやネットチェックをしていたところ、見つけましたよバッチリのものを。
で、またショップめぐりしたものの、私の住んでいる周辺には扱っているところがない。
仕方なくまたネットチェックをしていたところ、近隣の会社が扱っていたのですが...
少しのことだけれど高い。
県外のお店よりも数百円〜千円単位ではあるものの、どうしても高い。
エコを考えれば、近隣の会社から買うべきなのだけれど、私も消費者の一部であり、安いことが絶対ポイントなので取り寄せることにしたのですが。
関東の会社の製品を北海道から取り寄せる格好になったのです。
注文先から宅配便の番号を確認して所在をトレースしました。
便利になったものです。
わずか2日で北海道の郡部から届きました。
届いたヘルメットを手に取り、満足間に包まれていたのもつかの間、何かおかしいと思いました。
最近購入している私の趣味の品はほとんど県外からこういう経緯で運ばれてきます。
よほど私が近隣の会社やショップが取り扱いたがらない特殊な・変わったものを所望しているのかも知れませんが、あまりに近隣になさ過ぎる。
あっても遠方の方が安い。
しかもネットや宅配便が距離の遠近を無いものにしている。
経済の原理で悪い商品や悪い販売方法は駆逐されて仕方ないのでしょうけれど、自身には見えないところで経済が動いている。
私たちの仕事もその通りなのでしょう。
作り手の手から、販売者の手へ、そして最終消費者の手へ思いとともに伝わるべき商材がドライに流れていく。
(私が入手させていただいているショップの方はみなさん親切でしたが)
怖い時代、流通についてまったく考え方を変えなきゃいけない時代になってしまっているのでしょうね。
地域活性って難しくなってしまうのでしようかね。
休むための力
皆さん3連休いかがお過ごしでしょう?(でしたか?)
世の中がパッとせず懐が寂しいのも原因なのでしょうけれど、休みといっても余り嬉しくないんですよね。
年のせいもあるでしょうけれど、食事して昼寝したらもう終わり。みたいな感じで大抵のお休みが終わってしまう。
「あ〜、やっちゃったぁ〜!!」「もったいない!!」と罪悪感まで出てる始末。
かといって外出してもすぐ疲れて帰りたくなるし。
昨日も所用があり福井まで車を飛ばしてきたのですが、「行きはヨイヨイ帰りは渋滞」で、疲れ果てて運転しながら神様に薬指を振り上げるべきか否か悩んでおりました(笑)
よくよく考えると「渋滞」に疲れたというよりも、「休みにありがちな無計画さによる行動と休日環境のミスマッチ」に疲れたということなのでしょう。
自身が休みを計画したなら、「朝何時に出れば道路の状況は○○だから...」と綿密に調べなくとも心積もりをして1日のラフ計画を念頭に置くものの、自分以外の人は案外何も考えて行動しないのに毎回驚かされ、余りの適当さに頭に来て、辛くなるから何も考えまいとして脱力感に苛まれ、「こんなことなら家で寝てれば良かった」と逃避的になり、休みが恨めしくなってきちゃう。
1日ぐうたらすごしても辛い、出て行っても辛い。
休みって、体力・精神力ともに必要なんですよね。
若い時からそうだったんだろうけれど、そう感じなかったのはやはり若さだったんでしょうねぇ。
出張
このところ出張づいているmarkです。
15日は雨の九州往復。
雨のフライトは気分が滅入るものですが、出張成果も同様にドォ〜ンヨリでした。(泣)
16・17日はお客様同行で中国・四国と車で行脚。
総距離1,000kmほどの間、新しく入手したチビナビ試験という個人的目的も併せての晴続きの出張。
同行いただいたお客様も楽しい方々で、実に爽快な出張とあいなりました。
ただし...16日の夜、四国の田舎町でお客様数人と二次会のつもりが三次会までなだれ込み、内臓はボロボロ。
三次会まで行ったために風呂は入れないわ(風呂が部屋についていない古ぅ〜いタイプの旅館なのね)、おまけに昭和初期の古びた旅館のため秋の風情とはいうものの夜中ブンブンと蚊の歓待につき合わされ眠いし。
しかし休憩をとった眼前に広がる淡路大橋の美しさに、しばし見ほれたmarkです。
これが...個人的な旅行だったらなぁ〜と帰途の間中つぶやいておりました。
皆さん、最近「美しいなぁ〜」と思われたことってありますか?
クレーマー
最近クレームづいているmarkです。(笑)
クレームってする方もされる方もイヤなもんですよね。
普段何か問題が出て、自分に不利なことになってもクレームって付けない性分なのですが、最近2件クレームを付けました。
1.歯医者にて
前月フランスパンを喰いちぎろうとして前歯を補填していたプラスチックを欠けさせてしまいました。で補填してもらったところ....1週間もたたないある朝、枕の横にポロッと取れていました。
「何か硬いもの食べたのかも...」「寝ている間に変な歯軋りしたのかも...」と自分のせいにして歯医者さんに相談に行った訳です。
そうすると「あまりに早すぎですものね、治療費はタダで結構ですよ」と再診料120円で処置してもらったのです。
実に良心的な歯医者さんに診てもらって私は幸せ者です。
その傍ら、「クレームは付けてみるべきという」クレーマーの動機が理解できた出来事でした。
2.トンチンカンなお客様係
私の乗っているバイクには大きなトランクがついています。
500ml程度のビール缶なら優に2ケースは詰めるほどの。
このトランクのフタ、後部座席もついていますから、重量にして10Kg弱でしょうか。荷物を載せる時に女性でも簡単に開けることができる様、ダンパーという部品がついています。車のトランクにも付いている細長い円筒形の部品で、黒い筒の中にガス等が注入してあって中のロッドを押し出す=トランクなどを押し開ける機能を持っている部品です。
2年前に今のバイクを購入した時から若干このダンパーの力が弱くて、開ける時に少しだけ力がいったのですが、それから1年後にはまったく力がなくなって開けるのが面倒になつたのです。で、部品だけ購入。簡単な取り付け方法ですので、自分で付けて問題なかったのですが...
2週間程前、荷物を載せようと開けたら....「ブシュッッッ!!!」という音とともに油混じりのガスがふけだした。と思うのもつかの間、1時間もたたない間に是部抜けてしまったのです。
トランクの中に油が飛び散ったりして大変。
開け閉めも大変だし、荷物を載せている間にバタンと閉まりでもして指を挟んだら大変なことになっちゃう。
仕方なく部品をまた手配してもらいました。同時に「1年程度でガス抜けるもの?」とバイク屋さんからメーカーであるホ○ダさんに確認してもらうようにお願いししました。しかもダンパー業界では日本でも一番=世界でも有数の部品メーカーさんのモノです。
「お客様相談窓口からも聞いてみてください、その方がインパクトも強いし...」ということで、バイク屋さんと私の両方向から聞いてみることにしました。
で相談窓口にネットから連絡したところ、必須書き込み内容と電話で下記を聞かれました。
「この部品は自分で付けましたか、それともディーラーで?」
「走行距離はどれぐらいですか?」
「年式はいつですか?」
「車体番号は?」
1年ほど前に取り付けた単純な部品(電気部品ではない)が壊れたことと関係ないことばかり。
さすがに切れました。
「まず最初にガス漏れした際にトランク内に収容していた物品に汚れがつきませんでしたでしょうか?」
「開け閉めの際、安全にお気をつけ下さい」
などのお詫びや、留意点が先にくるべきなのに、部品自体の構造・取り付け方法の難易度も調べずにマニュアル通りの聞き取りばかり。
さらに「品質上のダンパーの機能限界」として何年間使える部品か、何回までは使用できるか、ということを聞いても「そんな基準はありません」と紋きり調で答えてくる。
車両関係の業界は「どんな部品問題が発生しても、最悪の場合生命の危機につながる」ということで厳しい品質基準を部品メーカーに要求されるのに、客からの要求についてはまったく回答しない。
切れますよね。
過去7台中5台ホ○ダ製のバイクに乗ってきた私にとって、「日本製バイクを買うならホ○ダ」というぐらい信奉していたのですが、本当ガッカリしました。
で、部品をお願いしているバイク屋さんと話をすると....
「壊れた部品を送ってもらえれば調査はします」という回答なものの、報告書をホ○ダに提出しなければ、送付先も教えないという。
「販売店にもクレーム品発送先を教えないなんて...」とバイク屋の大将も唖然とされていました。
大メーカーは常にクレーマーの危機に瀕しているのでしょうけれど、誠実さがなくなるマニュアル化って怖い...と自分生き方・部署の仕事も引き締めなきゃと思った次第です。