巣立つ

昨日、当社の農業プラントを学ぶために4ヶ月間実習にやってきていたT君最後の日となった。
お客さんではあるが、4ヶ月も共に働けば仲間である。
プラント技術の習得だけでなく、当社の雑務も他の社員と同様に黙々とすすめてくれたのだから。


T君は今年4月に大学を卒業、2ヶ月後には若き農家としてスタートする。



元々農家の子供として生まれたT君であるが、ご両親は他の道を勧めていた模様。しかし、生まれ育った時から周囲にあった植物を一生の仕事としたいと早い時期から心に決めていたそうだ。



それを優しい目で育てられたご両親。
決して、甘やかしている訳ではない。
厳しく、しかし将来を祝福しながら息子の巣立ちを見守る姿。



すばらしい家庭と私は感服しました。



しかし、T君の本当の苦労はこれから。



頑張れ!T君!!

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農業が難しい時代、されど転換期を迎えつつある時期。
T君の様な若者が増えてくれることを切望する。



とその心の裏では、自分の子供がいつになったらT君の様に「しっかりした目標」を持ち巣立ってくれるのかと頭が痛いのも事実である。



ま、こればっかりは私が焦っても仕方ないか。(苦笑)