marktheshadow2008-04-07

15年ぶりに散策してみた

子供が小さい頃おにぎりを背負って、犬を連れて歩いた渓流。
当時35歳ぐらいであったろうか。
人生で一番馬力のあった頃である。
清清しかった思い出...昨年も歩きたかったが、バタバタしている間に桜が散り機会を逸した。

今年こそは...と妻と一緒に家を出た。

家から渓流の入口までは延々3kmほどの登り道。
家を出た瞬間「あっ、ムリ」と心臓が文句をいい始めた。
そのうち山歩きの老人会だろうか、一緒になってしまったから帰ることができなくなってしまった。(負けずぎらいなだけ(笑))


小一時間歩いて渓流の入口に着く。途中桜が満開。携帯で写真を撮りながら...という楽しみがあったからだろうか、着いてしまえば辛さが消えた。
(まだ老人ではないんだ!! と本心喜んだ(笑))


渓流を左にみながらどんどん下りていくと「桜公園」と名づけられた高槻市で一二といわれる桜の名所に出る。しかし...ちょうど昼時分の公園にはビッシリと家族連れが座り込み昼食をとっている。
公園に隣接された駐車場に入りきれない車が長蛇の列をなし、ガードマンが右往左往している。



「なんだかなぁ〜」


美しい自然に触れ高揚していた心がストンと冷え込む。



妻も同じ気持ちだったのだろう、二人とも桜と全く違う話をしながらソソクサととおりすぎていく。(笑)


桜や自然が美しいと感じる日本人的感性に感謝しつつも、群れを成す日本人気質に辟易とした数時間であった。



仕方ねぇなぁ、桜のシーズン外してまた行こうっとぉ〜