job

marktheshadow2007-10-26

仕事



仕事って一口に言ってもいろいろあるよねぇ。



昨日・一昨日は一泊二日でウチの中国工場の優秀社員=中国人11名=のご褒美=日本旅行のアテンドで鳥羽と伊勢に行ってきました。
さすがに一人ではつらいので、嫁さんにも手伝ってもらいながらね。



「いいなぁ!」って?

それがもう大変なんですよ。
まず第一に彼らは日本語が分からない。一人だけ少し日本語ができる子を必ずいれてもらっているんだけれど、肝心な部分が通じなかったりする。こちらも中国語=普通語は全然ダメ。広東語なら少しは話せるんだけれど、彼らはほとんどダメ。


こんな状態ですから、交通機関に乗っているとき意外は目が離せない。どこに行っちゃうか分からないし、急いでいいてもノラリクラリ歩くし。
さらに大変なのが「歩く行程が多い」「引率者として荷物を結構持ったまま」結果、精神的にも体力的にもクタクタに疲れちゃう。



さすがにこれも「仕事」であるため、楽ではないということなんですよねぇ。ホッとできるのはホテルにいる間ぐらいでしょうかねぇ。


過去3回に色んなことが起きました

チケット紛失騒動
鳥羽では紙幣の半分ぐらいの大きさの周遊チケットを使っていたんですが、二日使えるチケットをホテルに忘れてきちゃったりしました。

本人偉く同様して「あぁ〜私これで中国に帰れなくなるかも...」みたいな感じでしょんぼりしちゃうしねぇ。(笑)
さすがに観光地だけあって、係員さんがすぐさまホテルに電話して宿泊部屋をチェックしてもらい見つかったため大事に至らなかったんですが。

それ以来、絶対にチケットは彼らに持たさず私が集中管理...させられるから疲れるんだよなぁ〜

チケット余り事件?!

同じチケットでも逆にあまるという減少が発生する。

こういうことだ。
JRで京都まで移動するのだが、このとき回数券などを買って1枚ずつ一人一人に渡して移動する。

で旅館に入るとポケットから何人かがJRのチケットを持ったままなのだ。
ひどい者は入り口さえ通していない。

どうやって改札口を通ったのだろうか...きっと自分は通さず、後ろの見ず知らずの人が定期券で改札が開いている間に通ってしまうのだろう。
後ろの人はたまったもんじゃない。

自分が通ろうとすると、閉まる...

こういう経験のあるアナタ、アナタの前にいたのは中国人かも知れない...(笑)

冷蔵庫事件
ホテルの冷蔵庫の飲み物ってメチャクチャ高いですよねぇ。
だから持ち込みしちゃったりしますよねぇ。彼らにも「ホテルの部屋で呑みたいもの」を買わせて持ち込むのですが...
個人的にも気を利かせて焼酎を1本プレゼントしてやったりしてね。
もちろん「冷蔵庫の中のものは絶対呑んじゃダメ。呑んだら個人負担」と釘をさすのも忘れません。

普通中国じゃもてないユッタリした仲間との時間を楽しんでもらおうという粋な図らないなのですが...

最初の引率時、清算をしてみたら...冷蔵庫の飲料だけで5万円以上...絶句しました。しかもホテルからツケで請求してもらえるという間違った情報を受けてましたから、現金もそんなに持っていない。香港から帰ったところだから、日本のキャッシュカードもまだ作っていないし。

「ヤッベェ〜ぶっちぎって逃げるか?!」「いや足の遅い中国人が絶対捕まる...」なんて万引きしようとするティーンエイジャーの目になっていたと思います。

そこで目の端に飛び込んできたのが嫁さんの姿。
嫁さんのキャッシュカードで支払いを立て替えてもらい、結果オーライ。

嫁さんに礼を言ったら「あのカード貴方の給与口座から落ちるから問題ないわよ」だって。礼を言って損した。(笑)

荷物事件
鳥羽・伊勢に出かける前3日は会社のある高槻で泊まる彼ら。
で、旅行から帰ってきたらまた同じホテルに泊まる訳だけれど、鳥羽で一泊する夜は高槻のホテルは不要。鳥羽にもって行かない荷物を普通はホテルに預けていくのだけれど、どうも観光シーズンで預かる場所がないという。仕方なく会社の車を手配して荷物をピックアップし、会社で一晩保管することになった。

鳥羽行きの前夜、このあたりをよく説明して鳥羽に行った際に必要な着替えや薬などと、預ける荷物は別にするように注意をした。

そして鳥羽行き当日の朝。預け荷物を無事会社の車に乗せて意気揚々と出発。最低限の荷物だけに絞り込んでくれたようで、携行品が少ない。これは幸先良しと思ったら...


ホテルに着いた途端「で私たちの荷物はどこに届くんですか?」「何の荷物?」「朝、車に乗せた荷物」「あれは会社で保管してるよ?!」「エッ!!」
妙に手荷物が少ないと思ったら、半数ぐらいが着替えも何ももっていないという。

「でも、どうしようもないねぇ」物分りの良い彼らに助けられたが...

二日目気のせいか、ちょっとスエた様な、懐かしい匂いに包まれた。
女の子も男の子も二日間同じ下着であったのだ。(苦笑)


まぁ、一つひとつはたいしたことのない話しなのだが、必ずこの一泊二日中に何かが起きるから油断ができない。



私にとって一年で一番緊張する仕事かも知れない。(笑)