間の悪さ

どうして間の悪い思い出って甘酸っぱいんだろう...



若い頃の行動ってどうしてか「間の悪い」思い出が多いもの。

ようやく憧れの彼女とのデート。
イメージトレーニングしていた通り、デートはうまく進んでいる。
後は公園に行ってベンチに座り、ムードをつくらねば....

と思ったものの、上がってしまったためか妙に饒舌になってしまい、色っぽい環境にならない。
ええい仕方ない。視線をいったん逸らさせて....


「ちょっと動かないで、虫が肩にとまっているから...」

[虫を取ろうとする私の右手に彼女の視線がつられて離れる。その間に一気に間合いに入ってしまえば、視線を戻してくる彼女の唇が自然と私の唇と...](ムフフ...)

イメージの世界通り準備する私。しかし現実の彼女は「ギャ〜、私虫大っ嫌いなのぉ〜」と立ち上がって存在しない虫から逃げようとする。

一瞬ではあるが私はバカの様に、目を閉じ唇を突き出し...

その時、私の頭上から彼女の一言。「何やってるの?」


撃沈...(苦笑)


こんなことよくあるよねぇ。
よくよく考えれば「キスしていいかい?」って聞けば、ダメでも言葉だけの恥ずかしさで済んでいたものを...ねぇ(笑)


もっと最悪な間の悪さもある。


3時間後、彼女がはじめて部屋に遊びに来る。
部屋の掃除も終わってしまい、もう何もすることもない。
[シャワーでも浴びて1時間ほど横になるか]

下着も付けず、パジャマの下だけはいて横になろうとした...ところに「ピィ〜ンポォ〜ン」

[えっ、もう来ちゃったの??]
[このままじゃ、下心見え見えじゃん。せめてGパンにでも着替えて]
「ちょっと待ってねぇ〜」
[時間がないから、下着はいいや...]


ギャ〜!!


[挟んじゃったよぉ〜!!]

痛さをこらえて、ドアを開けてみると...


NHKの受信料お願いしまぁ〜す!!」


痛みの中でまごうことない殺意を感じたりする。(苦笑)


こんな経験無かった??(笑)