住めば都

どれだけ体質・文化的に合わなくとも、馴染めばそれなりに生活できる様になる。しかも精神・体質的にも独特の変化さえする。



っていうことなんでしょうね。



私も香港に10年ほど住んで「住めば都」を実感した。
後半の5年ほどは完璧に香港という街に慣れ、香港らしい香港=都市部さえも我が町と感じ闊歩していたもの。


元々香港の田舎暮らしで、食生活も文化生活もどうにも適合できない日々...そういう半年〜1年を過ごしたからこそ、最後の5年はハチ切れたのでしょけれど。



これって普通の意味の「住めば都」。



私が最初に「住めば都」を感じたのは、香港生活3ヶ月ぐらいの時。


中華料理の嫌いな私は2ヶ月で食生活に忌憚をきたし、ウィークデイを酒のつまみでなんとか過ごすしかなく、15kg体重が落ち、歩きながらズボンが脱げてしまうという異常事態が発生。


夢遊病になるは、はく実務は見るは...と様々なヤバイ症状に、死を予感した。それからは「こりゃヤバイ」とばかにり無理やりなんでも食べだした。


すると、なんと1ヶ月ほどで体重は元にもどり、眠れる様になった。

同時に「生」の香りに気がついた。



『汗が油臭い』のだ。



元々サラサラ系の汗で臭いのない人だったのが、現地の食事を食べることにより汗も現地化してしまった。。。
汗ではなく、油が出ているのでは? とさえ思う時すらある。(笑)


それからである。
腋臭ではないものの、汗を妙に気にするようになったのは。



人間生きていると、色んな変化があるようですねぇ。