呼応

これから暖かくなると、いろんなイベントがいっぱいありますね!!




ん〜、まずはお花見ですよね!!
私も今週末は山歩きをしようと、今から週末の天気予報とニラメッコ。
これもある種の「呼応」と呼ぶことができるんでしょうねぇ。

何がしかのイベントがあり、頭にインプットされると

  1. 「興味がわき」
  2. 「その情景を予想し」
  3. 「その中の自分自身を思い浮かべ」
  4. 「服装や持ち物の予定をし」

また二番目に戻り、当日まで想像の世界がどんどん膨らんでいく。

こういうサイクルを頭の中で繰り返しては、当日まで興奮が最大限に膨らんでいく訳です。


こういう具合にイベントに対して、自主的に何がしかの反応を起こすことを私は「呼応」と呼んでいるわけです。イベント前だけでなく、もちろんイベント中や終わった後の反応も含めて。
この呼応が行き過ぎると当日のイベントがしらけていたりすると「愕然」となるんですよねぇ。(笑)



例えばいま会社で行っている「新入社員教育」。
たかが10名足らずですが、第一日目の新入社員達はガチガチ。
社会や会社に対する恐れみたいなものがないとは言いませんが、むしろ彼らが気にしているのは「どんな同期の人がいるのだろうか?」「嫌われずに済むだろうか?」「できれば格好良い異性がいないだろうか?」なんてことを無意識に考え、好感を持ってもらうために自分はどう演じるか...なんてことを当日までずっと頭の中で考え、タンスの前でどの服を着ようかなんて取替え引替えしていたわけです。



ん〜そう考えると、ほほえましくもあり、ちょっとだけ涙腺にくるなぁ〜(笑)



ところが当日は想像と全く違う光景が続くのでガチガチになる。
皆で夕食を食べる頃になって「よっしゃあ〜、オレの一番のカジュアル姿を見せてやるぜぇ〜!!」と意気込んで田舎で流行っているツッパリファッションで食堂に行ってみると、他の人たちはジャージ姿で大スベリしたり。




まぁ、これもイベントに呼応しているわけですよね。




よくも悪くもイベントに自主的に参加しながら反応する。
これだと良いんですが...



昨日また変な「呼応者」が出ました。
今回の社員教育期間中の宿舎は街中のビジネスホテル。
夕食も街中でとらねばならないため、毎日うちの部署の誰かが同伴しなければなりません。
で、昨日は私の部下2名で対応することになったのですが...



昨年採用した若手のA君。
入手式も在職者代表で「歓迎の辞」を読み、すぐに新入社員からは「兄き!!」みたいな存在になりました。
うれしかったのでしょうねぇ。休み時間はできるだけ引っついていろんなことを語っていました。



そして昨日はホテルまで迎えに行ってくれるというA君。
ニコニコ顔で「お先に失礼しまぁすぅ!!」と出て行ったのですが、5分後に...





「すみませぇん、チャリンコ同士でぶつかって足打っちゃいました。歩くのも痛くて...」





自転車こぎながら、今夜の夕食時の光景を想像していたんでしょう。
どうやって「先輩=ヒーローになろうか」とか、「どんな話をしてやろうか」「どんな格好していこうか」頭の中を一杯にしながらペダル漕ぎこぎ。(笑)
上の空っていうやつですかねぇ?




で、オバちゃんの自転車とぶつかった...




本当使えんヤツです。(苦笑)





ナゼかこういう人は毎回何かやってくれる訳でして。
ソフトボール大会の時も風邪で休んだり、飲み会の時も...


「呼応」も行き過ぎるといけないようでして、何事も程々がよろしいようですねぇ。