大型二輪飛び込み試験奮闘記Ⅲ

根が小心モノなんでねぇ...


<1月22日から続く>
左車線からの右折...それほど気落ちしていなかったんですが、ここでちょっと気持ちを切り替えねば!!
と思い、そのあとの直線路をゆっくり走ることにした私。


本来なら、直線路の指定速度として40Km/hを出さなきゃいけないんだけれど、受験の前に「海外免許の方は指定速度出さなくても結構です」といわれていましたから(笑)


ところが...「メリハリつけて!! 指定速度出てないよ!!」とどなられた!!



ドキッッッッッッ!!!!



「な...なんでこんなこと言われなアカンねん。私は外免保有者やぞぉ〜!!!!」と心の中で反発しながらも、次第に落ち込んでいく私。


「こんなことで負けてられるかぁ〜!!」


次なる関門「S字」は無事通過。
その時、S字に入る前に出した「左ウインカー」が付きっ放しのままだったのに気がついた。


「また減点か??」
「よし次のクランクではウインカー戻すのを忘れ無い様に...」そう心に誓ってクランクへ突入。


ここで日頃の慣れが出てしまった。


普通二輪のウインカーって、ハンドルの左側にスイッチがあるんですよね。ところが最近乗っているリトルカブは右側。
ウインカーを戻そうとして、ハンドルの右側をゴソゴソしちまった。
わずか3秒前には左のウインカースイッチで左折を出したところなのに...


「ありゃ? ウインカースイッチないがなぁ〜」
「あ〜、せやせや普通は左やん!!」
「ほりゃ」とウインカーを戻したつもりが、クラクションを鳴らしちゃった(苦笑)


「ありゃりゃりゃ?! スイッチどこ行った?」とハンドルの左側を見たのが大失敗。
気がつけは、クランクの二つ目の曲がり角「左90度」の手前なのに、すっごく左に寄ってしまつているではないか!!


「ええい、右に無理やり振らないと、脱輪しちゃうがなぁ〜」


無理をしてはいけませんねぇ。


バランス崩してましって...それでも必死に立て直そうとするものの、悲しいかな軌道は思うほどは右に行かず、車体だけがどんどん右に傾いていく...


「丁度試験官からはブラインドになって見えないはず...分からんように、右足ちょっとだけついて何もなかったように通りすぎりゃ....」



「はい減点超過!! 試験終了です!!」



よう見てはりますわ。(笑)


ひょっとすると、指定速度が出ていないことも減点超過のファクターかとも思ったのですが、われながら情けなくて食い下がる元気もない...



あ〜、せめて最後の関門「波状路・立ち乗り」だけでも経験しておきたかったのですが...


でもね、その後他の人が試験するのを見て色々勉強になりました。
とくに「安全確認の仕方」。
私が免許とった頃より、更に安全確認ってシビアになっているんですよね。
それを見ながら「一回で取れない方が、いいかも知れない...」なんて実感した次第です。



しかし....やはり落ち込んでいたんでしょうねぇ、次回の予約の申し込みで、妙に高いお金をぶんどられた私。
「一回目とえらく金額違うナァ!! 暴力バーみたいなもんか??(笑)」
「こんなにお金かかるんだったら、次回絶対通らなきゃ!!」
と憤慨しながら手続きしていったら...


「予約? 二輪?」
「すみません、これ大型二種(営業用ダンプカーなどの免許)の申請になってますよぉ!!」だって...


顔から火が出そうなくらい、またドキドキしちゃった私(笑)



さてさて、いつになったら取れるんでしょうかねぇ?<とりあえず今回で一旦「完」><続きは近日中に...>