嬉しいねぇ ガンバれ!!

marktheshadow2006-10-31

今日の写真は10月30日の日刊スポーツの一面
(すみません、アップが小さくて....)


サッカーファン...それもガンバ大阪ファン以外には「へぇ〜、そうなの」という内容かも知れませんね。

しかし、写真の左下にご注意下さい。
勝利のゴールを決めたガンバのDF、シジクレイが嬉しそうに少年に語りかけています。


この日の本当のエースはこの少年だったのではないでしょうか。


この少年、幼少の時からサッカーの熱狂的なファンで、プロサッカーに熱中し、自らも少年サッカーチームで将来を夢見て頑張っていました。
事実幼いながらも傑出したプレイヤーでした。


3年前、丁度小学校1年生の時...サッカーのプレイの難しさや楽しさが判りはじめた頃ではないでしょうか、ある日突然体調を崩したのです。
そして、病院で検査したところ重大な病気が判明しました。


それから3年、時には文字通り骨・身を削るようなオペ、大人でも耐えられない様な治療を続けています。毎月手術が発生している時もあると聞きます。
現在も歩くこともままならない生活を強いられているものの、サッカーに対する情熱とガンバに対する熱狂的な気持ちを柱に激闘の日々を過しています。


大人ならば簡単に世をはかなみ、生きていく希望さえなげやりになる状況を、10才の少年が負けずに日々明るく頑張っているのです。



この少年の楽しみはポテトチップスに付いているサッカー選手カードの景品。病気のため、ポテトチップは食べることはできないものの、集めたカードを見ては、頭の中で最強の試合を観覧しているのでしょうね。
きっとそこには、この少年もシジクレイ選手達と相手ゴールを攻めていることでしょう。



こうした思いが通じたのでしょう。
夏の終わりにガンバの選手達がお見舞いに訪れるようになりました。
そして、何度も試合観戦に招待される様になり、いまではチームの一員と認識されるまで、選手達との交流を深めています。



そして10月29日の試合では、少年にとって大英雄であるDFシジクレイから「君のために今日は勝つから」と約束され、事実シジクレイが最初の得点を入れ、その後FWマグノ・アウベスのダメ押し2得点により、3-0で見事勝ったのです。



その時の写真なのです。



少年がシジクレイと心のパス回しをして勝ち取ったゴールだったのです。



たまたま、お友達の甥子さんなのですが、私も話を聞くたびに勇気づけられます。

皆さんもガンバの試合を「この少年の試合」として観てみて下さい。
きっとどこかで熱い想い、生きる勇気に触れることができると思います。

皆さんの周りで落ち込んでいる人がいたら、この話をしてあげて下さい。
そしてガンバに興味を持ってみて下さい。

                                              • -

個人のプライバシーの問題上、詳しい内容が書けないことをお許し下さい。