生きてこそ

訃報に何を感じるか




10月10日付のブログに書いていた女性が10月12日朝亡くなりました。



夏頃から腹部の痛みを感じて、病院で精密検査したところ胃がん発見。
進行性ではないものの、痛みが恒常的だったため9月末に手術をして摘出することになりました。


手術の結果は成功だったのですが、術後背中の痛みを訴えだした。
目が覚めては痛みを訴え、また意識を失う...そんなことを繰り返していたそうです。さすがに異常を感じた病院側が、もう一度精密検査をしてみたところ「肝臓及び腎臓の機能障害」が発見された。そして「あっという間」に状況は壊滅的な状態まで進行。
もうその病院では手が尽くせず、臓器移植で評判の高い公立病院へ搬送するもなかなか入院させてもらえない。
そんなことでまた数日ロスしている間に彼女の「肝臓・腎臓」は壊死状態に。
胃がんの手術をしているだけに再手術に対する体力が危ぶまれ、大切なドナーの臓器をムダにしかねない移植は病院としても許可することはできない....
そして彼女は、そんな状態を半覚醒時に理解し、天に召されていったのです。



悔しかったでしょう。
精密検査に対する医師のタイミングミス。
しかも、香港で最高と称されて信用していた病院で起こったこと。
急いで切らずにいたら、肝臓・腎臓の異変も起こらなかったかも知れない。




しかし、最後まで彼女は朦朧となりながらも毅然に、一生懸命生きようとしたということです。
享年40歳。






訃報は誰も受けたくないものです。
しかも、近しい間柄なら余計に。



しかし、大事なのは「残された者として、どう生きぬいて行くか」。
貴女の毅然さを貫いていきたい私です。