忙中閑話

パッキングもやっとこさ最終段階


何日パッキング作業しているのだろうか...ようやく終わりが見えて来た様な気がするけれど、まだまだ....(泣)

次から次へ...


やっぱりアカンねぇ、私みたいな性格の人間は。
何でももったいないと思い捨てずに置いておく。
どんどんモノが溜まる。
それなりに整理をしているのだけれど、整理するたびに「整理場所」「整理方法」が変っている様だ。
○○の荷造りをしようと思い、記憶のおもむくままに整理したはずの場所を探しても...出てこない。
仕方ないと思っていると、忘れた頃に思いのモノが出てくる。


で、その当時のことを思い出しては一人ゲラゲラ笑ってしまう。


モノをためる人間は、記憶力が弱いのだろうか? モノ自体に記憶を託しているように思われるんですよね。
いざ引越しとなるとカードゲームの神経衰弱の様に、膨大な記憶がホコリの下から甦ってくる。
そこで生活した数年間がジクソーパズルの様にはめ込まれて、自分の歴史が明瞭になってくる。


これじゃパッキング作業進むわけないよなぁ〜♪


自分の過去に戯れるだけでなく....

世の中うまくいかぬ


10年近く一所に住んでいると、生活道具が溜まる。
しかも前述の様に「物持ちの良い」私であるから、さぁ大変。
まぁ帰国時ぐらい、ほとんど荷物持たずに帰ろうか? と思い楽器関係も含めて全て木箱に詰めて送ろうとした。

........「関税掛かる恐れありますよ」
しまったぁ〜、忘れとったぁ〜
日本では1万円以上のものに対して関税がかかるのだった。
3年以上海外で使用していれば免税の対象となるのだが、どこにいったか領収書がない。(笑)


アカン.....ギターと、ミキサーと、シーケンサーはハンドキャリーしなければ...

こうやって、毎日ハンドキャリーせざるを得ないモノが増えていくのである。


あ〜、これだったら今年の春に一度短期帰国しておくんだった!!!


面倒くさがりは思わぬ落とし穴にはまる。(笑)


いやいや、悪いことばかりとは限りません....

実利もある.....


引越し作業で何がイヤなのかが分かった。

捨てるという作業がイヤなのだ。
何でも取りおいてしまうのは捨てるのがいやだから。
しかし、引越しの時はそうばかりも言ってられない。
パッキングすると同時に不要なものは捨てざるを得ない。

しかも大抵ホコリにまみれている。
ゲホゲホいいながら、捨てるべきもの(大抵ほとんどだけれど)を選別するのは結構疲れる。足の踏み場もない状態で行っているため、中腰状態であったりするから疲労も溜まる。

この状態が嫌いなのだといまさらながら分かった。
ならば普段からモノを捨てる生活をしておけば良いものを...人間は上手くいかないもの。


しかぁ〜し!!
楽しみはやっぱりあるもので...
あちらこちらから小銭が出てくる、タンス貯金的においていたお金が出てくる。
昨日だけで1300ドルほど出てきた!!


やったぁ〜、楽器に対する日本の輸入税の足しになるぅ〜!!


結局プラマイ・ゼロにもなっていないのだが....(苦笑)

なんとなく終わりが見えつつも、次なる恐怖....

後残っているのは

  • 本&VTR  まぁ、単行本だから後任者用に置いていくのも良いわけなのだが、片付いた感じがしない...時間があれば欲しい方にお渡しすることもできるのだけれど、そうもいかないし...
  • 身の回りの品 ひとつひとつは小さいものの、案外ひとつにまとめてみると大変な量になったりする。しかも壊れ物も多かったり...憂鬱...
  • 残り一週間分の衣類 捨てて帰ればいいや...と思ってどうでもいいものだけ残してパッキングしたのだけれど、気がついたら愛着物も入ってたりしている訳で。。。またハンドキャリーになるのか...憂鬱...

後一週間は憂鬱が続きそう。誰か助けてぇ〜(苦笑)

でも、一番の憂鬱は...

見えない恐怖


赴任当初、言葉・食べ物・気候に馴染めず体重を15kgも落とし、夢遊病や白日夢に苦しんだ日々。
でも住めば都。いまでは完全に香港の生活に馴染んでいる。
生活だけでなく、香港の理論的な仕事の仕方にも慣れてしまった。



日本に帰ってからのリハビリを考えると「超憂鬱」ぅ〜!!(苦笑)

帰国して3日もすればお盆休み。
それだけが心の支えである今日この頃です。