ネット

当たり前のことかも知れないけれど、怖いもんですよね

ネット社会になって20年前とはまったく変わってしまった...とつくづく思います。
いや、別に「悪い」ってことじゃないですよ、ハイ。
なんていうんでしょう、色々と考えなくてはならないことが多く、高速化してきているというか...


例えばEmail。
昔だったら、「面と向かって」「電話」「FAX」「手紙」などの手段で仕事の依頼を受け、報告をしていたわけですよね。
それにEmailが追加されただけのことですが.....
まずい状況にあるとき、昔なら外出して直接合わない状況を作り、電話が掛かってきても居留守を使い、FAXは見ていなかったことにすれば(笑)大抵、1日や2日時間稼ぎができたものです。

いまはEmailですからねぇ。「PCがダウンしていた」、「ネット上でトラブルがあった」なんて理由を付けられたとしても同じ社内ならバレバレですし、関係先となら「そんな低レベルのPCやネット使っている会社とは取引中止!!」ってことになっちゃいますから、理由として使えないわけですよ。しかも同時に社内外の人間にも配信されていたり、イントラネットなんてものもありますから、ますます「居留守」が使えない状況ですよね。

しかもEmailは準公文書みたいなものも送ることができる。
ますます我々は時間に追いまくられる結果となる。
あ〜しんどぉ〜(笑)

しかも携帯電話などという自らを拘束するものも持っていますので、外出してもすぐ捕まる(苦笑)

「便利なものは不便」言い得てませんか?

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情報を収集するにはネットが便利。
いままでだったら一生に数度しか行ったことのない図書館に足を運び、なかなか見つからない本を探すのに頭を使い、やっと索引で見つけたと思ったら貸し出し中だったり...ネットならば適当な言葉で検索するだけで何万、何十万ものサイトがヒットするのですからねぇ。
でもやっぱり「便利は不便」。
学者先生のサイトばかりではないですからねぇ、なんだか意味不明な、読めば読むほど間違った解釈しそうな独りよがりサイトも存在してますので、読む方の選択眼も必要になったりします。「当然ハズレ情報もある」と肝に銘じて数多くのサイトを覗けば...これでも図書館に行くよりは断然早くて安上がりですがネ。


便利な分リスクもある
ですが情報収集はいわば集約化ですが、拡散化もネットにはある。
例えば、自分の日記であるはずのブログもネットの中にあるため、時として自分を傷つける道具として使用されてしまったりします。
「ねぇねぇ、知ってる? ○○のブログ変よ」って一言メールや掲示板でやられるとアッと言う間に広がっちゃう。どこにでも「悪意無き妨害者」「善意の悪魔」みたいなことが起こるもんです、ハイ(笑)
悪意ないから、困っちゃいますよねぇ。

ブログの内容にケチ付けられるのなら自業自得ですが、ウイルスなんかにやられて私的データやメールが流出した日にゃ格好つかない。
知り合いから流れてくる私的メール、案外あったのが「愛の告白」。いいですよねぇ〜、本人にとっては恥ずかしい限りでしょうけれど、その人の内面を垣間見させていただいた様な感じで「ええヤツやなぁ〜」ってホロッとさせられたり(笑)
「見積もり」とか「業務連絡」ってフゥ〜ンって思うだけですけれど、「退職願い」みたいなのは困りますよね。知っていながら、知らない顔しなきゃいけない(笑)
(もちろん間違いメールと気付いた瞬間に私は閉じますよ、ええ)

情報の集約化が早くなった分、拡散化はもっと早くなった感じですよね。
あ〜、私の私的情報もアッチコッチ走っているのだろうなぁ〜
「え〜、アタシの私的メール・情報を見た貴方、心配しないで下さいねぇ。全部フィクション小説を書くための練習内容ですから」
[ん〜、これでは全然防波堤にはならんか....(笑)]



「文化が発達すると個人の余裕がなくなる」って言いますが、どこまでいくんでしょうねぇ?