便利の中の不便

タイピング方法、あなたはどちら?

いままで会った人達から聞き取ったデータでは、ローマ字入力が多いように思いますが、皆さんはどうでしょう??

私は「昔;ローマ字入力」「いま;ひらがな入力」に変えましたが、いまでもローマ字入力も支障なくできます。


というか、英文タイプは日本語タイプより好きかも知れませんね。
私は中学生の頃から英字タイプを打っていたマセ餓鬼だったのです。
何に使っていたかですって?

「紙の代わりに頭挟んで、キーを叩けば『でこパッチン!!』」なんて使い方するわけ無いじゃないですか(苦笑)

学校の英語クラブ活動の「英語弁論大会の原稿」や、「英字新聞の原稿」作成のために....まぁ、手書きでも良いし学校の使えば良かったのですが、ほしくて欲しくて。。。
親もこういう「為になりそうなもの」にはダメとは言えません。しかも本人の貯金で買うわけですから。

タイプライター=新聞記者=なぜか「スーパーマン」という頭の中の連想ゲームをしていた記憶があります。
タイプライターが上手くなる頃には、必ず『強い男』になっている。
そう思い込んでいました。
思考回路が今の小学生以下ですよね。(笑)

もちろんタイプは少しはうまくなるものの強い男になる兆しはなく、使うべきイベントも終わってしまうと単に部屋の中で邪魔な存在。
いや買った元は取らねば...とシャカリキになって練習すると、中学生なのに「腱鞘炎」になってしまって、痛みにうずくまるしか...


余計に弱い男になってるやん!!


次第にタイプライターは置物になっていき、個人商社を営む母の友人の方に引き取られていくまで「弱さの象徴」として部屋の中に君臨していたものです。


業務用に一応使えるパソコンが出回りだしたのが25歳の頃。
それまでにも国産パソコン1号機ともいえるものを触っていましたから、全く拒否反応もなし。
しかもタイピングも中学生の時代から行っていますから、習熟も早い。
得意になって社内のインストラクターをやったものです。
当然目だって良い給与をもらおうと、業務を集中して請負ってもいました。
が、...ある日、指が攣った。
腱鞘炎・成人の部の始まりです(笑)
しかし、仕事はこなさなければならない。様々なキーボードに変えては負担を軽減してみましたが、根本的には解決しない。

今となっては当たり前ですが、アルファベッドキーは「英語を打ちやすくするための配列」であって、ローマ字には元々不向き。

ローマ字に通常使うキーとしては
左手で使うキー AZWSEDRFTG 15キー中10キー
右手で使うキー YHNUJMIK、OL。15キー中12キー   


と一見差が無いようですが、ローマ字の特性から
使用回数については、「母音>子音」となります。

左      右
A E   U I O

右の方が母音が多いものの、

  • 右は人差し指〜中指でタイプするのに比べ、左は薬指と中指を使用する
  • Aは必ず使う母音

手の指で一番非力なのが左の小指であり、その小指の使用頻度が高いため左小指を中心とした腱鞘炎にかかりやすい様です。
その店、日本語配列は「日本語タイプに無理のないように配列」されたものであるから安心....


というような内容をどこかの本で読んで、「こりゃアカン、何とかせにゃ!!」
と急遽ひらがな入力に変えたのでした。


で、結果は?
ん〜腱鞘炎はそういえば出ていない...というレベルでよく分かりません。(笑)
しかも海外で仕事する場合、例えばメールを打つのでも日本語の分かる人・英語の分かる人用に同じ文章を最低二回打つ必要があります。もちろん違う言語で。ひらがな入力モードのまま英語を打つのも何かと大変。


などと色々考えながら分かりました。

不便は仕方ないところ。
だって、コンピュータは英語圏で作り出されたものだから、日本人に便利にはなり辛い。




あ〜すでに25年近くもアメリカさんの掌の中でころがされ続け、これからもなお...そう思うと、情けないなぁ。。。(笑)

何か逆の産物..日本式を無理やり海外で普及しているものってないですかねぇ?

えっ、カラオケ??
エレキギター??
TVゲーム??
外国人の人でも使いやすい様になっているじゃないですかぁ〜?!


「アカン、日本人のサービス精神が邪魔してるぅ〜」(笑)