人間って変わる

ちゃっかりさんと、うっかりさん
 

って番組? 絵本? こんなタイトルの何かありましたよねぇ?
日本に一時帰国するためのチケット予約をスタッフにお願いしながら、なぜか変なタイトルを思い出してしまいました。

マイレージで今回は日本往復するよていなのですが...マイレージを使ったフライトの距離は、またマイレージに加算されるのか?
まぁ、どうでもいいことなのですが、「カウンターで知らないフリして加算しといてね!!...なんてダメもとで言っちゃえ」と考えている私を発見したのです。なんとも『大阪のオバハン的思考・行動』だなぁ、と笑っていたのですが...

すごく大事なことの扉を開けた気がしたのです。
言葉にすると「ちゃっかりさん」なワケですが、これって誰にでもある面ですよね。どれだけ慎重で常識優先タイプでも、お酒を呑んだり楽しいときにはハメはずして「普段ではない自分」が出てきますよね。
「ちゃっかりさん」って自分だけ得する人の様にも感じられがちですが、本当は「楽天的発想」の人なのでしょうね。それが誰かの目には「他人がこうむる影響も考えずに、身勝手な...」と写るのですが、本人にとっては「えっ、そうなのぉ〜、ゴメンナさい。そうと知っていたら...」という様に、迷惑が及ぶとは思ってもいないことなんですよね。
言葉を換えれば「ちゃっかりさん」は「損得=楽しいことに敏感で、いつも多くの興味を持ち行動する、フレキシブルな人」と定義すれば良いでしょうか。

「うっかりさん」って、間が抜けた人みたいな感じの名前ですが、ここでは対照として「気まじめで損得だけで動かない大らかな気性の人」としておきましょう。

普段の私は「うっかりさん」なかなか、動かない。例えば前述のマイレージの件もおそらく、「そんな細かいことどうでもいい。それより渡航の目的を考えるべき...」と考えてしまうのです。

9年前香港に赴任した頃は3ヶ月以上こんな感じだったのでしょうねぇ。で、ストレスが出た。不眠症になり、口に合わないため食事も取れず、白昼夢を見て、体重も15kg以上激減し...
ところがその頃のわたしにとって心が痛くなる様な問題は無かった。
単に生活のリズムに入りきれない...縄跳びで「お〜はいんなさぁい♪」って言われているのに、失敗する恐怖に足がすくみ、無限に回る縄の魔術の前で進むことも・戻ることもできない弱気な子供...みたいなものだったのでしょう。

ところがいまは...突如帰国せねばならない問題を抱え、あたふたと不在の間の業務指示をしながら、マイレージはどうだ、あれっお土産は必要か?などと、笑いながら準備している私がいる。

隔世の開き。

なんだろうねぇ、これって。
面白い。

「ちゃっかりさん」と「うっかりさん」に話を戻してみましょう。
「ちゃっかりさん」が『大阪のオバハン』だとすると、大阪のオバハンはもなんでも「まぁなんとかなるやん!!」という楽天家ということになり、もっといくと快楽主義者ということになるのでしょうか?
どう思います、大阪ご出身の皆さん?

逆に「うっかりさん」は江戸っ子のオジサンでしょうか??
「人間、朴訥なくれぇが一番よぉ〜!!」みたいなノリの、ちゃきちゃきな江戸ッ子?? ん〜なんだかちょっと言葉のニュアンスが違う感も...
もっとおおらかな東北のオズ(ジ)サンっていう感じですかね??
「んだぁ〜、人間健康が一番だべぇ〜。健康すてたらぁ、いつがぁ夢もがなうがらぁ〜」

両方とも大事ですねぇ!!

ん〜、世の中に不要なモノ(人)は居ないんですよね。