後日談 その1

marktheshadow2005-12-06

わいわいわいさん、他多くの方から「楽屋話」を、というご要望をいただきましたので、ブログに載せても大丈夫な範囲で....

歌える機会を自ら放棄するmark
 

バンドって、「目だつ」事が重要ですよね。そういう意味でボーカルはバンドの一番前・中心に何の遮蔽物もなく立つ訳ですから良いポジションです。
MOBの場合、ぼー子さんがメインボーカルで私が陰ボーカル。しかし水面下では互いに火花を飛ばしあっているわけです(苦笑)
ぼー子ちゃん3曲・mark1曲のポーカルと、計4曲選定が決まっていた頃、あいついで「男声」の曲が2曲選ばれたのです。「おっ、これで4:3まで肉薄できる!!」と思ったものの。1曲はブライアン・アダムスのSummer of '69。実はこの曲が流行った頃仕事で毎晩徹夜を重ねていた駆け出し時代。選曲提案されるまで全然聞いたことが無かったのです。しかも歌詞は英語。妙なタイミングはずした歌い方の部分もある。しかもダミ声で高いパートもある。
「ん〜、歌詞記憶できん、本番で声出しにくい」心の中では却下したいものの、メンバーは「ん〜、流行った流行った」「演奏簡単だしね。決定!!」みたいな自然な成り行きになってしまったのです。
仕方なく、一計を講じました。
ギターの近藤さんが提案者=この歌は普段から聴いている...歌ってもいるだろう...。練習時に「ゴメンちょっと喉の調子悪いから、今日だけでもこの曲誰か替わりに歌ってよ。そうだこんちゃん...」みたいな感じでやんわり押し付けてみたのです。逆にこんちゃんは「ギター弾きながらはちょっと...」ということでしたので「はいはい、ギターは私にまかして...」
以上の経緯により、苦手意識のあった歌を他人になすりつけておきながら、ボーカルの位置でギターも弾くという「一粒で二度美味しい『グリコ』状態」を勝ち取ったのです。(苦笑)
しかし良いことばかりは続きません。同時に提案されていたBoowyのNO.NYも同じ80年代で知らない曲とはいいながら「日本語だからボーカルは任せなさい!!」と思っていたのが、こんちゃんに行ってしまう結果になって...
ずるく立ち回ると、その反動は必ずくるものなんですよね(苦笑)


オリジナル曲
 

元々MOBって、音楽の嗜好性の異なるメンバーの集まりから始まったのです。結果、MOBらしさを求めて「オリジナル曲」を演奏するバンドというコンセプトだったはずなのですが...
「10曲演奏するとして、6曲オリジナル」「せめて半々は」「じゃ3曲だけでも...」と、気がついたらコピー曲の割合が高くなっている。
「まぁ、初回のライブだから仕方ないか...でも1・2曲程度は大丈夫だよねぇ〜」なんて期待していたのですが、メンバーからは「オリジナルの曲は難しい曲が多いから次の時にしましょう、初ライブは簡単な曲のコピーで我慢して...」
納得はしたものの、「じゃ、コソッと1曲目にギターとドラムだけでできる単純な曲を無理やり入れてやろう...」と一人心の中で決めていたのですが...
一番目のバンドがパンクロックと決まった瞬間に「パンクで盛り上がったムードをウチのオリジナルでトーンダウンさせる結果になっちゃう...」と自ら却下せざるを得ない状態に...(泣)
こうして初ライブでのオリジナル曲演奏は闇へと消えてしまったのでした。
ライブはなんといっても、「集団での芸術」ですからねぇ、仕方ないですよね。
でも、次の機会には、絶対オリジナル曲を入れてみせる...と心に決めているめげない私です。(苦笑)


チンドン屋状態(苦笑)
 

ライブを決める数年前から、「いつかライブやりたいねぇ」なんてぇ話はしていたのですが、なかなかその気になれない自分。数年前に患った「ウイルス性のイボ」が左手人差し指の爪先の部分に転移してしまって、難しい演奏をしようとすると『引きつる様な痛み』が走る。
mark;「ライブやるのはいいけれど、私は何の楽器をするの??」
ぼー子;「markさんは立っているだけでええねん」
mark;「それってメッチャ格好悪いヤン」
みたいな会話がずっと続くだけで、やる気になれない。
いざライブをすることに前向きになり、メンバー集めをしだしたのですが自身の楽器パートは決められず。
で、気がついたらギター2人・ベース・キーボード・ドラムとバンドとして合計5人の楽器演奏者が決まっていた。
「あっ、何も演奏できるパート無くなってるぅ〜!!」気がついた時にはすでに遅し。(苦笑)
仕方ないのでタンバリン・ハーモニカだけでも入れられる曲を提案。
しかし、これだけでは手持ちぶさた。
「何かもっと存在感のある楽器がしたいなぁ」「よっしゃコンガだけでも叩いてやろうか...」などと考えたものですが、よく考えればコンガって買っても借りても高い。メンバー割りで借りようかとも思いましたが、「不要」といわれるのがオチ。しかしめげないmarkですから、それから楽器屋を徘徊。
そうして探し出したのが「手持ちコンガ」。[本日の写真参照下さい]
実はこれって幼児用なんですよね。
店の幼児用楽器コーナーで購買検討している時、最初は小さい子供へのプレゼントを考えている父かオジサンみたいな顔をしていたのです。が、数分後には本気で叩いている「あぶないオジサン」に変身していました。楽器屋さんで危ないおじさんを見かけられた方、それは私です。すんませぇ〜ん(笑)

で、結果は....eikoさんからのコメントにもありましたが、良く言っても「ボードビリアン」、悪く例えると大阪の「食いだおれの『チンドン屋人形』」みたいになってしまったのでした。(笑)
ちなみに、私はぼー子ちゃんから「ひとチン(一人チンドン屋)」と呼ばれています。(苦笑)

でもね、「あ〜よかったぁ、こんちゃんから2曲分ギターパートぶんどっておいて...」と奇妙な微笑みがいまも耐えない私です。

許せ、こんちゃん!!(苦笑)


こうやって、バンドメンバー間でも「闇の駆け引き」が絶えないのです。
あっ、そんな姑息なこと考えているのは私だけかぁ〜(笑)

なんだか、面白いですよね。
これシリーズでブログアップ続けようかなぁ〜(笑)

Rock 'n' Roll X'mas Party in ランカイフォン
 

なおきんママのライブが下記の予定で開催されます。是非皆さんもご参加下さいね!!

  • Rock 'n' Roll X'mas Party in ランカイフォン
    • 日時 : 12月11日(日) 4:00 p.m ~ 7:00 p.m
    • 出演 : ご存知香港・東京ブロガー界のドン、なおきんママのバンド「The Rosen Montag」と泣く子も黙る香港ロック会の王様「The Speed King」の2バンドライブです。

そう、場所は同じインソムニア!! 今年の締めくくりとして是非ご参加下さいね!!

えっ、アタシですか? アタシはもちろん騒ぎにいきますよぉ〜♪

会場でまたお会いしましょうね!!