一歩手前...その5

marktheshadow2005-06-09

さてさて、このシリーズ日本・香港の思い出をいったりきたりしていますが(いつものこと??(笑))、とりあえず最終回は香港の田舎ならではの危機をお届けいたしましょう。
まだまだネタはあるんですが、悪運だけのバカと思われてしまうといけませんので.........
[もうすでに、そういうイメージですかね??(笑)]

【運転には気をつけよう!!】

私が住んでいるのは、香港でも田舎の中の田舎。まだ畑や池がたくさん残っていて、うちの団地のまわりは、ベトナムの農地みたいな雰囲気が漂うエリアです。
しかし、近年の都市化により高速道や鉄道、都市の開発...私が来た当初と比べるとジミなものの差が確実に生まれてきています。

そんなのどかな部分を抜けて、家と会社の往復は自分で運転する「車」か「バイク」。バイク....気持ちいいんですよねぇ〜。何にもない農村地帯を自然を感じながら朝・夕の風を切って走るのって。さすがに私も年ですから、バイクっていってもレーサーの様なカリカリなものには乗りません。 チョッパー........アメリカンバイクっていうカテゴリーのアップライトに座るタイプのに乗っています。

しかし...田舎とバイクという取り合わせは、案外危険。
例えば北海道などでは、鹿や小動物とぷつかるケースも有るようです。
香港にはそういう自然の動物は居ないのですが....

ある夕暮れ、見晴らしの良い直線道路から左カーブ、右カーブの続くわき道に入った途端....またしても(私よくありますねぇ(笑))視界が無くなった。というか視界が漆黒に包まれた。何がなんだか分からないまま、反射神経だけで後輪スライドさせながら急制動をかけたのです。なんとか、漆黒の塊の前で止まってみると...

そこには...道路の上一杯に真っ黒な「野良牛の大群」が集会をされておりました。
立ったまま反芻しているのもいれば、寝ッ転がって無邪気に遊んでいる子牛もいれば、道端でモグモグ草をはんでいるのもいるし...てんでバラバラだけれど、とにかく道の真ん中を集団占拠しています。
こんなのに突っ込んだら、車でも即スクラップになっちゃいます。それをバイクでやったら.....私がスクラップに。。。なんたって一人闘牛状態、しかも相手は何十頭ですからねぇ(笑)

で、調べてみると....近代化工事のために畑が供出させられる。それまで農家だった方達は賠償金をいただいてプチ裕福になって生まれ育った村を出て行く。そこに残されたのが「農耕用として飼われていた水牛君たち」。この水牛を買うどころか、タダでも引き取る人はそういません。食用ではないので、食肉市場にも売れず。仕方ないので、プチ裕福になった方々は水牛を放してしまわれるのです。で、そうやって野良となった水牛君たちが呼び合うのか、自然の営み・集団を形成していくのです。 これらの野良水牛君たちが朝には涼しい丘の上に移動し、夕方になると川岸にまで下りてくるのです。


それ以来、私も気をつけて運転していますが、見事に計った様に同じ時刻に同じ場所で集会を行われるのです。わかっていても突っ込みかけたこと数知れず。もう10歳若ければ、完璧に突っ込んで大破してるんでしょうねぇ〜。

【本日の教訓;皆さんどこであろうと、「だろう運転はいけません」「野良牛が出てくるかもしれない運転」を心がけましょう!!】

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