一歩手前...その3

marktheshadow2005-06-07

【ロボット歩きの私】

え〜自分で意識していなくても、年は確実に取るものなんですねぇ。
日曜日のライブパーティで踊ったり、中腰で写真撮り続けたり、ヒザつきで飲物サービスしたり...足腰にきてます。(笑)
昨夜は8時から熟睡してしまいましたぁ〜。でもまだ眠い、寝たりない。やっぱりまだ若い証拠?(苦笑)

気を取り直してシリーズの続きへ....

【思わぬ災害は起こるもの】

以前これも当ブログに書きましたが、犬小屋を作っている最中に積層合板の接着剤で急性シンナー中毒になりました。
[パッチ君が隠れているのがその犬小屋です]
が、更に悲惨な『いまだから...』のお話を。。。


中国にメイン工場がある関係上、日々色んな「緊急対応」が発生します。
中国の税法や、輸入規制は色んな形でそういう緊急対応の疎外用件になるんですよね。日本だったら、香港内だったら簡単に移動できるものが、中国の国境は難題を提供してくれます。

以前、日本からの塗料が緊急で必要になった際に塗料は移動できたものの、それを溶かす「シンナー」を移動できない...ということがわかったのです。シンナーと一口に言っても、塗料と完全にマッチしない限り使用できない。中国政府にはなかなかその辺りことが理解いただけなくて「中国でもシンナーあるから、それで間に合わせろ」みたいな対応なんです。
もちろん書類を整備して届け出ればなんとか移動は可能になるものの、ヘタすると2週間ぐらいかかる。そんな悠長なこと言ってたら、新製品なんてサンプルすら計画通りに上がらない。
仕方ありません。こういう時に発生するのが「ハンドキャリー」です。国境でもサンプル用程度の少量ならハンドキャリーでなんとか通貨させてくれます。どれくらいがサンプル用として認められるかは、その時の中国の担当者によって異なりますが。。。

で、そのシンナーはドラム缶入りで30リットル入りで10本ほどある。。。とっても持っていける代物ではありませんし、一本であろうとサンプル用としては....仕方ないから当面の必要量5〜10リットルだけハンドキャリーしてサンプル用に使用することになりました。と...ここまではよくある話。しかし固形物ではないので、持って行く方法論が問題。
悩むと回答は出てくるもの。
市販されているシンナー(中国製)の1リットル缶を数本仕入れて、中身を廃棄。よぉ〜く乾燥させて必要なシンナーをいれて....「完璧」な作成です。

  1. 中国に居る日本人スタッフに翌日早朝ハンドキャリーしてもらうよう要請。
  2. 私が前日中国製シンナー約10リットル分仕入。同日に中身廃棄して、缶の中を自然乾燥させる。
  3. 翌日、その缶に必要なシンナーを入れて、ハンドキャリー要員に手渡し。

計画通り、私が塗料店数点を回って10リットル分シンナーを仕入れたまではよかったのですがすでに夜。仕方ないので、一旦家に持ち帰り....自然保護のためやっちゃいけませんが、家の前の側溝にシンナーを捨てて翌日の用意完了。

ホッとして、部屋で酒を呑み始めたら....またもや心臓が文句を言い出し苦しい。。。「あれっ、最近そんなに呑んでないし、疲れてもいないはずなのに...」と救心を取りに行こうとしたら、腰が抜けている。
「こりゃいつものパターンとどこか違うぞ....」と思っていたら目が見えない。そして意識が遠のきはじめました。「こりゃいかん...なんとかせねば....」 と、その時偶然手が携帯電話に当たって....何をどうやったか分かりませんが、目が見えぬままなんとか友達に電話が通じて.....

mark;「.......なんだか.......おかしい.....急に.....目が見えない......息が苦しい.....」
友達;「なんでもいいから、その部屋出なさい!!!!」

また手探りの「ほふく前進」です。なんとかベランダにたどり着き、深呼吸していると、すこしずつ視界が戻ってきて呼吸も少し楽に。。。フラフラする頭で調べてみたら.....

捨てたシンナーが気化し、雨どいを伝って二階あたりに漂っていた。それが開け放した窓から全て入り込んできて部屋に充満していたのです。タバコを吸っていなくて助かりました。急性シンナー中毒も致命的ですが、最悪の場合爆発していたかも知れないほど高濃度のシンナーで充満していたのです。

こんな失敗メチャクチャ多いんですよねぇ、私。
皆さんもシンナーの取扱には気をつけて下さいね!!

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