香港ドルの不思議 その2

marktheshadow2005-06-03

【これはなに??】

本日は昨日のパート2です。
香港ドルの不思議な世界を探ってみたいと思います。


◆復活した10ドル札

1997年に訪れた「アジア通貨危機」。将棋倒しみたいに香港にも影響が出て300%の金利という現象まで発生しました。(お金借りたら、3倍にして返す。。。ヤクザでもそんなアコギなまねはせんぞぉ〜(苦笑)) それから急激に経済が
下がり....所得も減り....街に暗いムードが漂いました。

下記はそんな頃に香港政府がおこなったアンケートの記録.....ってあったのでしょうか??(苦笑)

政府役人;「おい、そこの子供達!! ちょっと質問に答えなさい!!」
子供;「答えたら、なんかくれんのけ?」
役;「我々公務員から問われれば、何をおいても答えるのが市民の務めだぞぉ〜!!」
子;「こんなん放っといて、遊びに....イタタタ」 [役人懐から取り出だしたる箸で子供の耳をつかみ...]
役;「ちゃんと答えたら、ええもんやるから答えるんだよぉ。じゃね、いま欲しいものは??」
子;「お年玉ぁ〜。景気が悪くなってから空のお年玉ばっか!!」
役;「袋だけかいな??」
子;「せやぁ〜。その袋だって、去年のヤツ使いまわしやし。。。(苦笑)」

ということでしょうか、10ドル札が復活したのは。香港銀行、中国銀行、スタ・チャー銀行の三銀行は効率の悪い10ドル札には目も向けなかったのでしょうねぇ。低額紙幣ほど酷使されゾンザイに使われ、発行〜回収期間が短いのはどこの国も同じですからねぇ。経費がかかる割に、一枚辺りの価値が低すぎるのでしょうか。 三銀行が抵抗するのもわからないでもないですよね。 お隣中国では1元札なんて「煮しめた汗の匂い」がしそうなのまでありますが、高額になればなるほどきれいなもんです。(ちよっと比較がまずかったかな?? まぁ良しとして笑って許してくださいな(笑))
そんなこんなで、復活した10ドル札は歴史上はじめてではないでしょうか? 香港政府が発行してます。 しかし...趣味悪いですなぁ。これ。よっぽど考えたんでしょうねぇ。
ひょっとすると『偽札作る気力も失うデザイン』を狙ったのでしょうか?! そうだとしたら、目的は200%達成です!!(苦笑)
まぁ、三銀行が発行していた10ドル札と比較すると「月とすっぽんが踏みしめているドロ」ぐらいの差があります。
何を狙ったのか...真意か知りたいような...知らないままいた方が幸せなような...(笑)


[写真の中に中国銀行の10ドル札がないのは....昨日のDonkyさん・かとーさんのコメントをご覧下さいね!!]

◆これ知ってます??

1997年7月1日...この日から英国領100年の歴史から「中国特別行政府『香港』」として再スタートしたわけです。 この年を祝して、様々な限定商品が販売されたんですよねぇ。
「カルチェ」「チュードル」などの時計メーカーから記念モデル。。。その他に忘れてならないのが、『特別コイン』。 素材も形も表面も他のコインと全く同じですが、裏面だけが異なるため、案外持っていても使ってしまったりするものです。 私も集めているんですが....

これらがそのコインですが...残念ながら20セントと10ドルがまだ手には行っていません。
[以前スーパーで支払う時に、自ら97年の記念20セントを出して支払ったのに気づいたのですが..後の祭りでした.(悲)]
このコイン...日本でも同様かも知れませんが、発行されたのが97年ですが、実際に流通したのは......さすが使用量の多い2ドルコインなどはすぐに目に付きましたが、その他のコインについては1年は経過してからの様な気がします。日本でもまっさらのコインが次の年に多く流通するのを見かけることがありますが、香港ではそれが極端な様な気がするのです。
通貨市場が小さいですから、一度流通するとすぐにアッチこっちで見かけるのでしょうね。
私の考えすぎでしょうかねぇ?

[97年記念10ドル及び20セントコイン、10セントコインも...どなたかお持ちの方いらっしゃったら、分けていただけませんか??]
私、結構1997年に思い入れが強いみたいで、気がついたら色んな1997年ものをコレクションしているるんですよ。

お金の流通量がある程度知れている香港ですが、調べると色々イレギュラーなものがあるようです。

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