自動販売機

marktheshadow2005-05-30

【世界一自動販売機の多い国;日本】
日本は本当に自動販売機が多いですよねぇ。店舗の前、街角のいたるところ、山の中にまで。人件費の高い日本では、深夜のお客様を獲得するために無くてはならない機械です。最近はコンビニエンスストアにかなり食われてきている様ですが、それでもなお減少していない様で。。。
以前ドイツ人の旅行者と話したときに「日本はすばらしい国だ。こんなに街に自動販売機を設置しても盗難が(少)ない」といった言葉が印象的です。現在は日本も偽札などでかなりな被害が出ているようですが、それでもなお他の国々と比べると『安全』な国であるのは確かです。
さて、視点を香港に移してみると...自動販売機の台数はまだまだ少ないと言えると思います。
街頭に銀行のキャッシュディスペンサーが数多く見かけられるのは、日本と違って非常にオープンでいいのですが、起重機付きのトラックで機械ごと奪っていくという荒業を行う輩がいるため、飲料関係の自動販売機であろうとも、持っていかれてしまう可能性が高いからなんでしょうね。
それと、人件費が日本と比べると安い。とくにいろんな国の労働者を受け入れるいる関係で、最低賃金が低く抑えられていますから、自動販売機を設置しなくても24時間営業でも充分割りが合ってしまうのでしょうね。
自動販売機が設置されているところというと...ビルの中、荷積み下ろしの施設の中、一部の駅周辺だけに限られています。荷積み下ろしの施設の中の自動販売機をみると、飲物のうちの半数は『蒸留水』。労働で発散してしまった水分補給のため...と、設置目的がはっきりしています。その他の設置場所でも、日本で大半を占める「珈琲類」はごくわずかで、代わりに蒸留水、気水(ソーダ)類とジュース類が大半を占めています。さすがに気候が異なれば商品ラインアップも変わるということが言えます。
しかも、値段が安い。通常は5ドルぐらい(70円台)からの単価となっており、日本と比べると割安感があります。街中に色んな形態のコンビニエンスショップが氾濫している香港では自動販売機というイニシャルコストの高いものであっても、値段を大きく吊り上げることもしにくいものです。
結局、特殊な設置環境が無い限りは必要ないもの...それが自動販売機なんですね。
自動販売機が多く、「治安の良さ」の代名詞みたいにっている日本と比べて、24時間人間による手渡しの商売で充足している香港。
どちらが本当に治安がいいのか、よく分からなくなります。

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