タクシー その2

marktheshadow2005-05-23

【便利な移動手段】
前回の続きです。

◆その3 どこそれ??
ある日中国から帰ってきてタクシーにのったんですよ。「元朗(ユンロン)」って言ってね。
そうすると何か聞いてくる。この運転手さん英語も話せる人だったのですが...
運転手;「Which way you choose Highway or ○×△??」
mark;「えっ、なんて言ったの?」
運転手;「jtwcwewj.....?!」
m;「広東語で行ってみて?」
運;「[広東語で]どちらでいきましょうかねぇ、高速かチンシャンコンローか?」
m;「そりゃ高速じゃん。」
チンシャンコンロー;青山公路 元朗から南下し屯門〜九龍まで続く香港でも最長の道路
m;「でも...英語でなんて言ったの? 青山公路のこと??」
運;「カピロ....」
m;「えっ?!」

英語名は「Castle Peak Rooad(キャッスル・ピーク・ロード)」というんですが、この運転手の発音は
「Ca(stle) Pe(ak) Ro(ad)」と各単語の最初しか発音しないわけですよ。

分かるワケないっちゅうのぉ〜!!(笑)
こんな英語が普通だと思っているのだから...
(まぁ日本人も「カタカナ英語発音」の人多いから文句言えないか...?!(苦笑))

◆その4 夜の大走査線
昔は週末の夜呑んだくれてタクシーで帰る....っていうのが「正しい香港の生活」と勘違いしていた時期があるんですよね。(苦笑) 色んな運転手さんがいました。 しかし、圧巻だったのは....
香港島でタクシーを拾い、海底トンネルで九龍側に出て、そこからひたすら高速道路を進むワケです。ある夜(早朝?(笑))のこと、九龍からの高速道路で運転手が居眠り運転していることに気づいたのです。この運転手頭をコックリさせるワケでもないのですが、寝ている。どう見ても寝ている。だってさっきから5分以上も車線をまたいで走っているしぃ。。。10時10分の形でハンドルに置いた手が、右手が「ダッ」っと落ちて10時25分の形になったと思ったら、気がついた様に10時10分に戻るし。戻ったと思ったら今度は左手が「ダッ」と落ちて7時10分の形になったと思ったらまた10時10分の形に戻るし。しかもこの間隔がきっかり30秒おきに...気持ちのいいリズムだこと...って関心している場合じゃないじゃんねぇ。(苦笑)

mark;「運転手さん!!」
運転手;「はい....」
m;「寝てたでしょ??」
運;「いえ、ちゃんと起きてますよぉ!」
いつの間にか車線に戻っているし、手はしっかりハンドルを握っている。
m;「あらっ、ごめんねぇ〜。ちょっと私疲れているみたい。。。」
運;「もぉ〜、信用してくれなきゃ困るなぁ〜」

しかし...1・2分でまた車は車線をまたいで走っているし....ハンドルから落ちる手のリズムが....(笑)

声をかけると何事も無かったの様に答え、こちらが黙るとまた寝る。。。居眠り運転の常習者...というより本人全く気づいてないみたい。かといって、私の貧弱な広東語で話続けられるワケもなく。。。

誰かに電話して助けてもらおう...と取り出した携帯電話だけれど、明け方に電話掛けられるところもなく。。。こうなったら仕方ありません。
mark;「いまさぁ、香港なんだけれどぉ、大変なのよぉ〜、運転手さんが居眠り運転していてさぁ〜!!」
運転手さんの後ろから大声で電話.....の一人芝居(苦笑) 最後は一人芝居のセリフも出てきません。仕方ないから前の日に見たドラマのセリフをつらつらと....「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだぁぁぁあああ〜」などと大声を張り上げる青島刑事になったり...(笑)

こんなことを20分続けてようやく我が家に到着。逃げる様に車から降りて、窓から外を見ると....
タクシーがエンジンも灯火もつけたまま、降りた場所....三叉路の真ん中で止まっている。。。「運ちゃん完全に寝てんじゃんかよぉ〜!!」

それからは終夜運行バスを利用した学習効果のあるmarkてすぅ。

タクシー....便利だけれど、ある意味コワイものもあります。(笑)