グー

【暴れん坊だけど愛らしい仔】

[やくざなグーさん(笑)]

と、いうことで動物ネタ第二回です。
ボブ君から現在のパッチ君に至る過程で、どうしても避けて通れないのが写真のグー君です。
日本で飼っていた犬ですが、このお話を書かないとパッチにつながらないので、悪しからず。ハイ(笑)
ダルメシアンって「101匹ワンちゃん」のイメージがあって愛くるしいように誰もが思うのですが、元々は狩猟犬。 ジャンプ力、持久力、考察力ありますから、敵に回すと手ごわい。
(笑) よく映画でもありますよねぇ、敵のアジトに忍び込んだら「猛犬軍団」がいて四苦八苦するってえシーン。大抵はドーベルマンやシェパードを使ってますが、ポインターやセッターあたりも非常に怖い存在です。
ですからダルメシアンも2・3ヶ月の仔犬の頃からきちんと仕込まないと大変な犬になっちゃうんですよ。 もう10年以上昔、いや15年ぐらいかな?....いやそんなことはどうでもい
いですよね(苦笑)....とにかく昔、知り合いから「友達のダルメシアン引き取ってあげてくれない?」と打診がありました。

その頃、オールド・イングリッシュ・シープドックのラムちゃん(♀)が亡くなった時で、その悲しみをまぎらわすためにもいい事だと、引き取ったのです。 写真は違う犬ですがデッカイくせに可愛いんですよ。

[下記から写真お借りしましたペコッ]
http://www2s.biglobe.ne.jp/~holmes/

通称"ボブ・テール"とも呼ばれ、生まれてすぐシッポをきっちゃうんですよ。そのためでしょうか、自身のことを犬と思っていない仔が多いんですよね。調教した訳でもないのに散歩にリード(引き綱)が無用。牧羊犬ですから水も好き=シャンプーしやすい。ただし、難は乾かすのが大変。。。(笑)
もう可愛くて可愛くて仕方ない仔が死んじゃったもんですから.....

mark;「そのダルメシアンって、何歳ぐらい?」
友達;「5才らしい」
m;「あっりゃ〜、そこまで飼って手放すの?」
友;「離婚した夫婦の犬で、今誰も世話できない状態なのよぉ、可愛そうでしょ?!」

こんな話聞くとダメです。ひとつ返事でもらってしまいましたぁ。人間の年齢でいくと35才以上。もうすでに完全な成犬。 この犬もウチに来た当初は糞尿にまみれ、耳の中真っ黒。。。そんなんばっかりかぁ〜(苦笑) で、噛む(笑) 愛情表現が分からないから、力加減がセーブできない(笑)
ずっと愛情も教育もされないままだったので野生の犬の感覚だったのでしょう。自分のテリトリーに侵入者が来ると、恐怖を覚えて向かっていくわけです。 しかしそんなこと知らない人は「マァかわい
い!!」ガブッ...の連続。 でもやっぱり捨てる訳にはいきません。(苦笑)
しかし、主従関係だけは厳しく躾けて、やっと散歩もできる様になったのですが、また一苦労。
近づく他の犬にはどんどん向かって行くし...それだけなら単に気性の荒い仔っていうだけなんですが。。。
道路を横切る側溝とか、河の上に鉄のサンってよく使われてますよね。なぜかこの犬、サンは絶対に通ろうとしない。サンを見つけるや主従関係なんて糞喰らえ!! ってぇ感じでバックして行っちゃうんです
よ。(笑) 仕方ないからサンを見つけると5m以上手前から私が40kg近い犬をダッコするハメに。。。ウチの回りはまだまだ自然の環境が残ってますから、こういうサンが無数にあって、散歩に出かけるとこちらが先に疲れてしまう。。。(苦笑)
ひどかったのは、夏場にマンホールのフタに足を掛けたグーさん、「ギャン!!」といったかと思うと、その場で倒れたんですよ。 よっぽどマンホールのフタが熱かったのでしょう。家までまだ3km以上あるというのに抱っこさせられて...死ぬかと思いました(苦笑)

そんなグー君も、亡くなるときは突然でした。元気がないなぁ〜、もう年だしなぁ〜...と思ってた矢先。家族が帰っても迎えに出てこない。探し回ると自分の犬小屋の中でグッタリしている。「グー大丈夫??死んだらアカンよ!いまお医者さんに連れて行ってあげるから!!」必死で呼び起こそうとする家族に力ない目を開き、「ありがとう」という意味でしょうか、手を一舐めしてくれて....そのまま他界していきました。最後は辛かったと思います。でも最後に家族に一目会うまでは.....と頑張ってくれていたのでしょう。
大変な暴れん坊でしたが、愛情を感じてくれていたのでしょうね。
嬉しさの反面、今度狩猟犬を飼うときには絶対に仔犬から飼ってあげようと思ったのです。

【続く】

どんな動物でも愛情は通じるのですよね。対象的な二匹、ラムちゃんとグーちゃんの冥福を祈ってポチッとお願いいたします。

で、この後絶対下記を見て下さい。お願いしますね。
http://jyujyu7.ameblo.jp/day-20050519.html