ゴミ箱
【英国風な中国流】
トイレを見るとその家が分かるとよく言われますよね。国や地域でも一緒。トイレだけでなく「汚れやすい施設」がどのように管理されているかで民度って分かると思うんですよ。
香港には写真の様なゴミ箱がいたる処に設置されています。街頭だと大抵ゴミ箱の上部は灰皿になっていて「全ての汚れ物」をここで受け入れる。
このゴミ箱の管轄は香港政府衛生省。これを管理する(これだけでなく公衆トイレも含め)ためにかなりな数の公務員さんを雇っています。街中だと、1日一回はゴミの回収がされています。観光都市『香港』のすばらしいところです。日本だと最低賃金を争う清掃関係者も香港では、比較的リーズナブル(通常のワーカーより給与は高い傾向)なのも「真剣に美化」を進めていることが伝わり納得させられます。
が.....管理はすばらしいのですが、捨てる方の意識に時々笑ってしまいます。例えば....
- 店舗で食事とった後のゴミを持って外に出てきたかと思うと、ゴミ箱へサッサッサァ〜。隣の事務所からも食事のゴミをもってきてサッサッサァ〜。3時ぐらいになるとそのあたり一帯の店舗・事務所からもってこられた「生ゴミ・発泡スチロールの弁当箱」で一杯なんてところもあります。歩行者がゴミを捨てたくとも捨てられない。。。君達、ゴミ箱はお客さん用にあけとかんか?(笑)
- 子供がゴミ箱から生えているのを見かけることがあります。別にそこに捨てられたワケではないですよぉ。(笑)たまたま子供がトイレ我慢できなくなったんでしょうねぇ〜。下半身裸とかお尻だけ剥いて(笑)ゴミ箱に差し込んで用を足させるワケです。おいおい、それ掃除するもんの見になってやってよぉ〜(笑)
- ホームレスも使用します。日本と同じ様に?!彼らは捨てるのではなく、獲物になりそうなものをゴミ箱からあさるワケですが、たまに上記2.の様な状態のゴミ箱があるワケです。笑っちゃいけないんですが、その時の彼らの顔が面白い。「アッチャ〜、やられたぁ〜」みたいな表情。でも屈せずその部分をよけてあさり続ける彼らの横顔は正に「プロフェッショナル」です。(笑)
こういうほほえましい(?)光景もあるかと思えば、逆に「選別ゴミ」はすすんでいません。街中のビルや公園では「選別ゴミ」のゴミ箱が見られるものの、まだまだ香港全体にまでは行き届いていません。日本の「選別ゴミ」が少し行き過ぎた感があるなか、比較するのがおかしいのでしょうけれど。。。しかし日本でも一時目くじら立てていた「乾電池」の選別...あれ最近聞きませんよね。どこともに特に問題にならなければいいのでしょうかねぇ??
