結婚調印式

marktheshadow2005-05-07

【理詰めな展開(笑)】
二週間ほど前に、友人の呑みやのママのお子さんの結婚調印式に証人として参加させていただきました。結婚調印式に参加したのはこれが二回目。一度目は「???」という間に終わったのを覚えています。さすがに今回は二回目。慣れたもんです(笑)

香港は日本の様な結婚式はまず少ないのです。
結婚はまず政府(結婚登記所)で当期するところからはじまります。事前に日程を登記所で押さえて、ウエディングドレスなどの手配をその日に合わせる。ドレス以外に「髪結い」「車」「カメラマン」「ブーケ類」の以上5点がセット?!(笑)
大抵は街中にあるウエディングドレス店に行けば、ドレス、髪結い、カメラ、ブーケなどを取り揃えることができる様ですが、一生に一度の晴れ舞台ですからオーダーも生半可ではありません。「車」も『普通の車なワケェ〜?!』とリムジンでなきゃ結婚破棄する女性もいるとか。(苦笑)
システム的には、結婚登記所に新郎新婦と証人2名、最低4人が出向きます。
事前にIDやパスポートのチェックがあり、15分から30分ごとに宣誓室に呼ばれます。新郎・新婦と向き合うように証人2名が着席。

  1. 政府の役人さんが「じゃ、いまからばしめるもんで、宜しく頼みゃ〜」なんてこと言って、おごそかに宣誓がはじまります。約1分。
  2. そして新郎・新婦がプラスチックのプレートに書かれた宣誓文を読みあう。約1分
  3. 役人に「ほんじゃまぁ、指輪でも交換してちょ」といわれて、指輪の交換。約1分
  4. 「指輪の交換も終わったぎゃ、ほいじゃこの宣誓書にサインしてもらうからぁ」って宣誓書2通を新郎・新婦・証人2名がサイン。約1分
  5. 「ほいほい、おめでとさんネェ。じゃチョッチここで待っとってねぇ」と役人が宣誓書もって事務所に引っ込む。サインの確認でもするんでしょうね。約3分
  6. 役人が皆のIDなどと再度現れる。宣誓書やIDを皆に手渡し。その後は次のグループが来るまで、宣誓室で写真撮ったりビデオ撮ったり 5分程度?

まぁ、個人的な撮影時間入れても約15分で結婚の(調印)儀式は終了します。
もちろんその前に教会などで本来の結婚式を行う方もいますが、割合はどうなんでしょうねぇ?[こんどスタッフに聞いておこう(笑)]

以上のように調印式は本当、アッという間に終了します。西洋ではこういうパターン多いんでしょうかねぇ?イギリス式かも知れませんネェ。。。誰かご存知なら、コメント宜しくお願いいたしますね。

さて、問題はここからです。結婚登記所は大きな公園の中にあるので、ところかまわず写真バシャバシャ撮ります。それで終わりかと思いきやリムジンをしたてて別の景色のいい場所に移ってバシャバシャ。あっち行ってバシャ、こっち行ってバシャ。最近では事前にバシャバシャをやる日を設けてやっているカップルが多いそうです。写真が本来の結婚式のメインディッシュのごとく!!ちょっとしたスター気分を味わうわけです。香港の人って本当写真が好きでから、人生の最高の時となるとカメラマンもプロ。カメラマンだけでなくライティング・助手、ビデオクルーすんごい数のスタッフ引き連れて。。。旦那さんは疲れていても「はいはいニコッ」を続けます。だんだん旦那の顔が『蝋人形』と化してきても新婦はたずなをゆるめません。「はい、次行ってみよぉ〜」永遠に続く『ドリフの全員集合』状態と化します(苦笑)。大げさに聞こえるかもしれませんが、ここで浪費...いえ消費される金額は並大抵ではありません。結婚のアルバム10冊なんてぇのはよくある話なんてすよねぇ〜[ちょっとオーバー??いえいえ新婚旅行も入れればもっと多い人は五万といます(笑)]

さて、話は結婚登記所の後に戻って...で日本と同様に披露宴が行われます。早い時間から参列者は麻雀大会。7時開始っていっても5時ぐらいから麻雀。で、時間になってもなかなかはじまらない。新郎・新婦にとっては、参列者とのバシャバシャ大会が残っているからです。8時半くらいになってようやく麻雀が片付けられ披露宴開催...と思いきやここでもなかなか乾杯すら始まらない。

ようやく始まったかと思ったら、新郎・新婦が各テーブルを回ります。各テーブルで乾杯している姿をバシャバシャ...しかし...新郎・新婦は呑みません。お付きの乾杯担当の友人たちが新郎・新婦に代わって呑み干すのです。晴れの舞台ですから酔っ払ったところをバシャバシャされたくないってことでしょうか。その日のスターなんですからねぇ。(笑)

で、とくにスピーチも迷惑な友達の演奏(苦笑)もなく、メインディッシュが終わった瞬間....「どどどどぉ〜」と参列者が帰っていきます。「あれ、まだ呑むものも食べるものもあるのにぃ〜」と思っているのは日本人だけ。さっさと帰っちゃいます。なんだかはじまる感激も、新郎新婦のご挨拶も、感動の両親への花束贈呈もなく、突然はじまって突然終わる。これが中国式なんでしょうねぇ。

これはこれで、いいのでしょうけれど...なんかいつも引っかかる私です。

国によって色んなスタイルがあるんですね。ポチッて押すだけの国もあるのでしょうか?(笑)

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本日のお話は、sammiさんのブログ「sammiの香港つれづれ日記」とあわせてお楽しみ下さい。
http://sammihk.exblog.jp/d2005-05-06
効果抜群です!! (何の効果??(笑))

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