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marktheshadow2005-04-28

[498ページ、1.3kg、HKD25(400円弱)]
これなんだかご存知ですか? 香港制作の女性ファッション・ライフマガジン。
単純に考えて、100グラムあたりHKD1.9(約30円)!!
ページあたりに換算するとHKD0.05(約75銭)
ちなみに私が取っている日本の車雑誌で50g440円。てぇことは、100gあたり880円!!
バイク雑誌なんて100gあたり980円ですからねぇ〜 とにかく安い!! ってぇ言うか安すぎです。
ページあたりで比較しても車雑誌2.7円、バイク雑誌3.2円ですからねぇ〜。

元々日本でならこんな馬鹿な比較しませんよねぇ。女性ファション雑誌と男性誌は作り方自体も違うので比較対照すること事態が無意味です。
でもそんな無意味なことをやりたくなってくるぐらい香港の女性誌「重くて・ページ数多くて・安い」
昨夜事務所を出ようとしたときにスタッフがたまたまもっていたこの雑誌が目に止まったんです。遠い昔、雑誌制作の仕事をしていたもんでついつい興味が出てしまうんですが、この雑誌1.3kgと簡単に書きましたが、そのボリュームはちょっとしたアルマニャック(年鑑)ぐらいの量なんです。しかも月刊誌。一年間買い続けると1.3kg×12ヶ月で15.6kgに達します。ちよつとした幼児並みの体重に迫ります(笑) 更にビックリしたのは香港で制作されていて、香港だけで売られている。。。そんだけのマーケットがあるのか‥何部販売してるの?? もう頭の中は「??」の連発花火です>[たまやぁ〜、かぎやァ〜(笑)]
スタッフの言うことですから、丸呑みできないとしても香港の人口780万人に対し女性半分として390万人。そのうちターゲットを20才〜40才として、80才まで平均寿命があるとすると20/80で25%。すると対象人口は78万人。この価格で普通に考えると20万部ぐらい売らなきゃぺイしないでしょ?? ならば対象人口の25%が買っている計算になる!!!! これは日本で考えれば超ベストセラー!!!半分でも大したもの!!!1/4でも....とどんどん妄想がふくらんでいきます。人の財布の中計算しているみたいですネェ(笑)
でもこの雑誌にはカラクリがあるんですねぇ。ほとんど...どう控えめに見ても70%以上が宣伝ページ。でもそのページ全てがおしゃれで目を引くんですね。 日本なら雑誌コードみたいなものがあって○○%以上(確か50%でしたかねぇ)の広告掲載されているものは雑誌として認めない...というような雑誌出版社...販売者?規制があるんですが、ここではそんなもん関係なし。 それなら数万部でもペイするでしょうねぇ。しかも漬物石代わりにもなるし(苦笑)
昔の雑誌に関する知識と、見た目のすごさにほんの1分ほど目が釘付けになり、2日ほどこんなことを頭の中で考えていました。
香港のビジネスの力強さの象徴の様な感もあります。「悩んでないで、やってみる」「だめだったら、すぐやめる」そう、この雑誌は私に訴えかけています。
が、スタッフいわく「香港女性はこういう雑誌にすごくお金かけてるわよ」「中身はないんだけれど美にかける執着??」と笑っていました。
確かに、女性のファッションマーケットは巨大です。服飾・靴・雑貨・化粧品ありとあらゆるジャンルの店が巷にはあふれ、栄華を誇っています。それに比べて男性マーケットの貧弱なこと(苦笑) スーツ関係か、スポーツ
ジャンルしかありません。私みたいな<とち狂ったジャラジャラ・メタル大好きライダーファッション族は買う店がありませんものネェ。仕方ないからたまの日本で仕入れてくるしかない(苦笑)

ここからしても香港は女性の買い物の土地といえます。
日本も女性ファションの巨大マーケットですが、香港のそれは低単価・流行追い=安く・1シーズン対応のコンセプト・品質で特化してます。いずれは香港ファッションも世界で認知される日も間近ではないかと思います。なにせ「劣悪な住宅環境で、古い衣服をストックする場所もない土地」なのですから、これは理にかなっているとしかいいようありません。
【本日の教訓】
 世界は女性中心に回っている。オカマが増えるわけです(苦笑)

男としてくやしいぞぉ〜、ポチッ(笑)