香港映画

marktheshadow2005-04-11

なぜか、映画のオーディションに参加する縁が出来て、忘れた頃に「markさぁ〜ん
オーディション受けませんかぁ〜?」と悪魔の誘いが来る。
写真は昨年春公開した「魔幻厨房」でエキストラ出演した時のスナップですぅ。
(トニー・レオン、サミー・チュン、F4の一人ジェフ(?)の主演です)

本当は審査委員長役で、セリフ・演技の一番多い役だったのですが....

香港映画って、このときがはじめてだったのですが、すごく段取り悪い。
というか行き当たりばったりで、適当なんですよね。
だから深夜に及ぶことも多いようで。。。

日曜日の朝8時に香港島の南側、鴨洲島のATVのスタジオ集合。
その時すでにATVの入っている複合施設ビルの周囲は、ファンで一杯。
「あれぇ〜、なんで今日私がココに来ることわかっちゃったのかナァ」
なんてニコニコと、頼まれてもいないのに観衆に手を振りながらスター気取り
で楽屋入り。
[バカなファンが誰かと間違えて「キャー」と一声だけありましたが...]
[単に私が気持ち悪かっただけなのかな(苦笑)]

自前の衣装に着替えて、待つこと3時間。
昼食になってもまだまだ出番が来ない。
どうせ待つならと思い「台本はどこ?早くセリフ入れときたいからさぁ」と
日本人スタッフに聞いても「さぁ?」だけ。

やっと出番が来たと思ったら、一番端の席に座れとの指示。
なんかいやな予感してきました。(笑)
撮影したのはオープニングのシーン。「料理王対決」のパクリのシーンで
中盤にかかってインタビュアーが審査員にインタビューするシーン。
でもまだ台本が来ない。。。
マイクもない。いわゆる口パク演技で対決シーンを解説するっていう設定。
ならば...料理対決の解説なんだけれど、どこか変な解説してやろう。。。
と心に決めました。「今回は野菜炒め対決ですが、両チームすごいですねぇ。
調味料一切使っていません!!自然の味をどこまで出すか...」「今日はお茶漬け
対決ですからねぇ。お茶をどのタイミングでかけるのか興味深いところです」
などと、10テイクぐらいの間スタジオを笑わせ続けたんですよね。
つまらない内容でも場内緊張していますから、大うけ。

実質1時間ぐらいでそのシーン終了。
で日本人スタッフから「明日もこれますか?」「なんでぇ?」「いやぁ、今日は
もうこれで終了します。」「月曜なんてこれないよぉ」....
結果、華々しい映画タレントデビューを期待していたものの、単なるエキストラ
扱いで終わってしまったのです。

しかも...出来上がった映画を見たら...オープニング明けすぐ、わずか5秒ほど
画面の右上端にチラッと写ったと思ったらもうお仕舞い。
その他の人達は月曜朝から深夜まで拘束されたそうですが、メチャクチャ露出
しているんですよ。
[ご興味有る方見てみて!審査員役は一人(モデルさん)を除いて皆さん素人です]

まぁ、人生こんなもんですよねぇ。(苦笑)

そんだけしか使わないんだったら、あんな演技いらんやん...
ちゃんと言ってよねぇ〜

その後、オーディションの話は全くきません。。。
きっと、演技長すぎ・笑わせすぎ(撮影の邪魔(笑))となぜか「金髪」にそめていた
髪の毛が不評だったのかしらねぇ。

貴方も香港映画エキストラ出演されますかぁ?
紹介いたしますよぉ。

アッハッハァ、押しちゃうぞぉ