真昼間から....
この言葉ってキツイよねぇ....だけど本当にそうだろうか?
他人に揶揄(やゆ)する言葉の代名詞の一つが、これではないでしようか?
いわく
- 隣の旦那さんって、真昼間からお酒飲んでるのよぉ〜
- 先月引越ししてきた新婚さんったら、真昼間からイチャイチャしてさぁ〜
- あの家のお兄ちゃん、真昼間からお風呂入って、良い待遇よねぇ〜
真昼間って、何かとしてはいけないことが多いようですよね。
では、反対に「真夜中なのにさぁ」っていう表現は....
- 隣のお爺さん、真夜中徘徊するんですって
- あそこのお嬢さん、真夜中に街にいたわよぉ
- 隣のドラ息子、真夜中なのに大きな音で音楽かけて、迷惑だわぁ
書き方に問題があるのかも知れませんが、どうも「真夜中」と比較すると「真昼間から」することって微笑ましい様な感じしません?
他人にとやかく言われるような筋合いの問題ではなく、「自由とか意志」や「財力のあらわれ」や「他人がもっていない環境の良さ」に起因している事柄が多いように感じるのです。
それに比べて「真夜中」は、「実際上の迷惑」をしたり「迷惑まではいかないまでも不安」を覚えたり、「いつか影響を受けるのでは?」というような『恐れ』みたいなものを含んでいることが多いと思うんですよ。
「夜」という心理的にネガティブになりやすい環境で起こることだけに、ストレスに直結することもあるんでしょうねぇ。
まぁ、意識して私も下記分けたかも知れませんよね、じゃあここで書き方を変えて見ましょうか。
- 「真っ裸で歩いていた」
- これは昼も夜もないですよねぇ(苦笑)
- 「痴呆症で歩いていた」
- 夜は怖いけれど、昼ならためらいなくご家族に電話の一本もしますよねぇ。
- 「イチャイチャしていた」
- 別に夜でも昼でもイチャイチャしていてもおかしな時代でもないですしねぇ。確かに外人のそれと日本人のそれでは感じ方が若干違うもののねぇ(苦笑)
- 「音がうるさい」
- 夜は問題だけれど、昼ぐらいはある程度は自由を認めてあげなきゃねぇ
って感じで、「真昼間から」という理由で、特に責められる様な問題は少ない。
ええ、ええ、少ないと言い切っちゃいますよ、私は(笑)
もちろん夜と比べての話ですからね、勘違いしないでね。
それだけ価値観が昔とかわり、西洋化・国際化した判断基準のなかで様変わりしているんでしょうね。
昔は儒教的考え方からでしょうか、「お天道様の下では働け、夜はグッスリ眠れ。それが人の道」なんていうことなんでしょうけれど、いまや24時間誰かがどこかで働いていたり、勉強していたり、昼だからという理屈が通らなくなっている。
そこを否定すると、人間の生産活動が麻痺してしまう時代なんですからねぇ。
ということは「真昼間から」という言葉の使い方は、よっぽどの状態で無い限り使ってはいけない言葉なのかも知れません。
これからは使い方変えましょう!!
真昼間から○○○...羨ましいワァ〜
ってね!!
そこで、我が身を振り返ってみた。
- 昼間からお酒呑まないし...(その後眠くなって一日が終わっちゃうから)
- 昼間からイチャイチャする年でもないし...(手をつないでお買い物はするけれど)
- 昼間から騒音出すようなことはないし....(バンドならスタジオ借りるし)
- 昼間から贅沢しないし...(昼食べないことの方が当たり前の食生活だし)
- 昼間から....ん??
あ〜あ、「昼間から」羨まれることなんて何もないじゃん!!!(苦笑)
今日のオチ分析
昼だけじゃなくて、夜もないぞ!!!
ショックゥ〜(苦笑)