別れ...そして出会い

marktheshadow2005-06-28

【昨年から今年はお別れのラッシュ】
  

1997年暮れの通貨危機で、アジア諸国の経済は一時「ズタボロ」状態になりました。
金利や経営・経済に大きな爪あとを残したました。しかしそれ以外にも、香港に住む日本人にもいままで異なる影響を与えました。
それは....通常3〜4年で赴任期間を終了させ帰任させる大手企業が、赴任期間の実質凍結を行ったのです。
香港の場合、就労VISA・IDカード取得後ちゃんと税金を納めていると7年後には永久居民となれます。しかし、1997年まで7や年以上香港に滞在できる人はごく僅かでした。それが1997年暮れからアジアがその激震の中に取り込まれ、日本企業の人事戦略に影響に巻き込まれたのです。中途半端に不慣れな者同士を日本と香港の間で交代させると何が起こるかわからない。ならば「慣れた者の続投」....という判断だったのでしょう。

ところが、昨年から今年にかけて急に長期滞在組がどんどん日本に帰っているんですよね。
人によっては有名企業であっても退職し、賃金が落ちるとしても香港ローカルの会社に再就職したり....それほど「香港は良いところ」または、「住めば都」なのでしょうね。
香港の良いところ、面白いところは別のブログや他の日のアップに譲るとして....



先週末もお別れ会。 総勢14人中、3人が日本または他の国に出てしまわれる。

しかし、世の中うまくしたもので、また新しい友達とも会える。

いままでいったい何十人の人と友達になり、何十人香港を離れて行ったことでしょう。


そういう人間関係の出入に疲れ、日本人であっても「日本人の友達を作らない人」もいるのは確かです。
その気持ちもわからないではないけれど、私は人間の一生は人との出会いだと思うのですよ。
知人を作ることを止めてしまえば、老人の最後と一緒になっちゃいますよね。
「友達は皆墓の中だよ...あそこで俺を待っているのさ」みたいなね。
それって悲しいじゃないですか?! 私の年からすると半分以下の人であっても、友達にはなれるのですからね。そして、皆新鮮な驚きを伝えてくれるのですから。

この夜、ウチのバンドからも2名が抜けたのですが、1人新しい人が参加してくれることになりそうです。
他の食事会で出会った1人も参加してくれることになりそうで、結局±0という結果になりそうです。
このままでいくと、いつの日にか全員集合すると者過スゴイ人数のバンドも出来そうです!!


老化はどんなファクターからなるのか考えてみると...どうも友達の数という切り口で考えることもできそうです。

赤ん坊時代はよく分かりませんが、幼稚園・小学校・中学校・高校と猛烈な勢いで友達って増殖しますよね。大学になるとさすがにちょっと鈍化してきますが。で、社会人になると付き合い先は多くなるものの、友達の増殖は鈍化してきますが。
そして、結婚・出産...友達との行き来も次第に減って....

これって言い換えると「好奇心」の移り変わりともいえるのではないでしょうか?
好奇心があるから、いつも目がキラキラ輝く。輝くから若いハートを持った人が集まる。

「楽しいことしよう」「1人で悩んじゃダメだ」「嬉しいことは皆で分け合い」「本気のケンカをしたり」こんなことを肉体的にはいい年になる者が、一生懸命やるのですから楽しくないわけが無い!!(笑)


頑張って仕事や生活をしている人って、友達付き合いが上手ですよね。
そういう人は年よりも若く見え、嬉々とした生活をおくってらっしゃる。
変に老成するよりも「ガキっぽい」と言われても、どうせ同じ人生なら楽しい生活を送った方が断然ステキですよね?!

友達はお金では買えませんからね。




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